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バリデーション関連メルマガ第104号[IQシリーズ]差圧伝送器の使用環境温度の影響

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  IQ(据付時適格性確認)シリーズ[環境測定]
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  今回は、IQシリーズとして、多くの製薬プラントで頻繁に使用される
  差圧式伝送器の使用環境温度の影響についてご紹介します。
  (この伝送器は→発信器とも呼ばれますが、本メルマガでは、「伝送器」
  を使います。)
【本 文】
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  使用環境温度による指示誤差?
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 >> どこの現場でもよく使われている差圧式伝送器。
   皆さんも「製造関連設備」や「支援設備」等で目にする機会の多い
   計器のひとつと思います。
 □ この計器は、「極寒」「灼熱」の現場など、想像が出来ないくらいの
   過酷な場所で使われています。
 ⇒ しかし、この計器は金属で作られているし、オイルも使っているみたい
   だから、温度によって結構変化するのでは?と考えられます。
  →そこで、今回はこの差圧式の伝送器の環境温度による影響が、
   どれぐらい出るのか、測定してみました。
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  測定結果は? ⇒ 思っていた程、環境温度による影響は出なかった!
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 >> 差圧式伝送器本体を「-5℃」「+25℃」「+50℃」の
   温度環境下でキャリブレーションを実施しました。
  ▼ 測定方法とデータをこちらでご覧頂けます。
    https://www.validation-wa-nks.jp/2011/0519_110000.php  
 >> この差圧伝送器のデータから次のことが分かりました。
  □ 低い環境温度(-5℃)では誤差がプラスに振れ、高い環境温度
    (+50℃)では誤差がマイナスに振れました。
  □ 環境温度の高い、低いに関わらず、入力圧力が大きいほど誤差が大きく
    なっています。
 >> 温度の影響は、測定前に思ったほどの大きさではありませんでしたが、
   環境温度の高低と誤差の出方の関係は興味深いと思いました。
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  安定性に優れていることが分かりました。
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 >> 全世界で使用されている計器だけあって、この実験の温度範囲程度では
   優れた安定性を示すことが分かりました。
  ■ しかし、より高い精度で使用するには、使用環境でキャリブ
    レーションを行うことが重要だと考えます。
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  次回は、取付姿勢による影響を調べます。
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 >> この差圧伝送器は、実際の現場では、「塔の頂」や「床下」などの
   様々な場所で、色々な格好(取付姿勢)で使用されています。
  ■次回は、この取付姿勢の違いによる影響をご紹介します。