メールマガジン第11号 査察対応での重要ポイント(その3)
●設備・装置のバリデーション ドキュメントでは、
>>>実際の作業が見える記録になっていることが大切です<<<
["作業が見える記録"にする為に大事なポイントは以下の3つです]
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①記録の様式
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〈重要なポイント〉
作業の進行と共に記録できる様式であること
〈具備すべき点〉
・作業の手順書に"記録する"と指示された項目が記録書に
記載できること
-->>手順書と記録書の整合性がとれていること
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②記録の内容
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〈重要なポイント〉
作業の記録として下記の具備する点が盛り込まれていること
〈具備すべき点〉
・対象とする設備・機器(名称・管理No.等)
・作業の結果・データ
・判定基準(期待される結果)
・判定・評価 (合/否・適合/不適合等)
・実施者/実施日
・承認者/承認日
・作業に用いた測定器 (名称・管理No.)
・作業を行った環境 (温湿度・電圧等)
・作業に使用した手順書(書類No.・名称等)
・その他必要な事項
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③記録の方法
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〈重要なポイント〉
その場その時に記録すること
〈その為に必要なこと〉
・作業の手順と記録の方法を作業者が理解していること
・結果を判定する基準や報告の体制を明確にしておくこと
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★☆ 当社が考えるバリデーションでのドキュメントの位置づけ ☆★
〈ドキュメントと実作業の関係〉
–>> 実施する作業を「表」の仕事とすれば、そのプロセスを「裏」面より
資料として表したものがバリデーションドキュメントといえます。
〈ドキュメントの不備がもたらす事〉
–>> その「表」面である実作業に問題があったと判断され、
指摘の原因になります。
〈査察でドキュメントが重要視される理由〉
–>> バリデーション実務の裏側が記録されているからです。
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