メールマガジン第13号 『こんなこと』があるから、据付時適格性確認(Installation Qualification)[IQ]の実施が外せない!
●IQを実施しないと起きる『こんなこと』の一例
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◇ メーカが工場出荷時に校正した機器なのに ◇
◇ 現場でのキャリブレーションの結果が明らかにおかしい ◇
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<『こんなこと』での確認のポイント>と[実施すべきIQ]
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<ポイント①>機器の設定/仕様は適切か?
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組み合わせる機器(例えばセンサと表示器)と仕様や設定が違っていれば
正しい指示は得られません。
–>>[実施すべきIQは]
・受入れ時に機器の仕様が正しいことを確認する
・模擬ループキャリブレーション(※後述)を実施する
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<ポイント②>機器の設置状況は適切か?
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機器の性能が発揮されるにはメーカの指定する状態/環境に取付ける
必要があります。
–>>[実施すへきIQは]
・機器の設置時に設置状態に問題が無いことを確認する
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<ポイント③>機器は壊れていないか?
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メーカの工場を出てから現場に設置されるまでの間、衝撃等による
破損/故障の可能性があります。
–>>[実施すべきIQは]
・受入れ時に機器の外観に問題が無いことを確認する
・設置時に機器の外観に問題が無いことを確認する
・模擬ループキャリブレーション(※後述)を実施する
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>>『こんなこと』は、機器が適切に設置された事を確認せずに
キャリブレーションを行うことで発生します。
>>IQを実施することで、原因の特定や対処をスムーズに行えます。
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※— 模擬ループキャリブレーションとは —※
>>当社が独自に提案する効率的なIQの実施方法で、多くの現場で活用
されています。
>>複数の計測器を組み合わせた系(「計装ループ」といいます)においては、
目視では問題の有無を確認することが難しい為、模擬的に信号を入力して
検査をします。
>>実際に温度/圧力/流量等の物理量を入力して検査する
「(ループ)キャリブレーション」と区別して、当社ではこれを
「模擬ループキャリブレーション」と呼んでいます。
>>模擬ループキャリブレーションは、ループキャリブレーションの実施を
省略するものではありませんが、設置時において時に潜在するトラブルの
発見/解決に役立ちます。
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▼お客様の悩み事と当社がお届けする解決策については、当社ホームページでご提案しております。
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