メールマガジン第21号 いつも使っている設備に「コレ、大丈夫?」と思ったことはありませんか?
前回は、バリデーション作業を適切なものにしようとした
当社の発想の舞台裏をご紹介しました。
今回は、「この装置、大丈夫だ」と思うことが出来る判定基準に
ついてお知らせします。
【本 文】
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装置に対する漠然とした不安感
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>> ある時、お付き合いのあるお客様から相談を受けました。
「同じように毎回やっているが、製品が今までと少し違ってきている。」
・・・この装置は大丈夫なのだろうか??
→当社はメーカではないので
状況を聞いても、その判断も、装置の修理もできない・・・。
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けど、装置の現状確認は出来る!
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>> そんな中、バリデーション支援業務の一つとしてお届けしている
お客さまが要求する測定結果を提供するという稼働性能の確認(OQ)の
やり方が使えることに気がついた。
→ここで重要なポイントは、稼働性能の確認結果の”判定基準”を
『これなら大丈夫』という内容にすること!
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その”判定基準”を決めるヒントは?
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>> 下記の3つの値です。
・局方等の規格で定められている基準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・①
・社内のSOP等で設定された、設備を使用する工程での許容幅 ・・・・・②
・使用する装置のカタログスペック(ex.温度分布)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・③
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そのヒントを使った指摘を受けない判定基準の考え方があります。
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>> 判定基準を決める論理的な手順は下記の通りです。
手順1:装置の使用工程に係る条件を調べます。
手順2:上記より満たすべき条件を判断します。
手順3:設定できる基準(厳密さ)の上限となる条件を判断します。
⇒ 従って、判定基準[X]は、上記ヒントの値をあてはめて決定します。
③[カタログスペック] <[X]< ②[許容幅] ≦ ①[規格・基準]
▼具体的な数値を用い図式化された判定基準の決定の仕方は、
こちらにてご覧いただけます。
No.10 装置運転の判定基準を自信を持ってお決め下さい。
—— ☆ こんなときには、一度お問合せ下さい ☆ —————–
・使用装置に不安・疑問を持っている。
・判定基準が広くて、これで本当に良いのか疑問を持っている。
・判定基準が必要以上に厳しいのではないか、と思っている。
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▼バリデーション(適格性確認)の具体的な事例は、当社ホームページでご覧いただけます。
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