メールマガジン第23号 当社のバリデーション作業の客観性の実現 Part1
前回は、当社のバリデーション作業の客観性を論理的に如何に
確立しているかをお伝えしました。
今回から3回に分けて、論理的に確立した客観性を
具体的にどの様に実務で実現しているのかをお知らせします。
今回は、当社のバリデーション作業の客観性の実現 Part1として、
バリデーションの基本仕様の決定の様子をお話しします。
【本 文】
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どの監査・審査にもパスするバリデーション仕様を決めたい
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>> そういう決め方(ニーズの実現)ができる「客観性のある当社の
バリデーション基本仕様の決め方」の流れを、インキュベータを例にして
ご紹介します。
〈1〉要求規格・業界規格などの調査、解明
インキュベータに要求される規格や取扱説明書等から、必要とされる
機能を明確にします。
〈規格〉業界規格(日本試験機工業会) JTM K 01 恒温恒湿槽
〈機能〉限定された温度を管理する
〈2〉メーカ資料などの調査、解明
メーカの機器仕様書・取扱説明書等から、インキュベータを
構成している機器を調査し、それぞれの機能を明確にします。
〈構成機器の例〉 循環ファン
〈構成機器の機能〉所定量の空気循環
〈3〉設備と機器の機能関連図の作成
インキュベータに「要求される機能」と「構成している機器の
機能」を系統立てて関連図をつくります。
▼ この関連図のサンプルは下記にてご覧いただけます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2009/0722_120000.php
〈4〉バリデーションの基本仕様書の作成
インキュベータのバリデーション仕様書をつくります。
>> 客観性を明確にするため、下記の項目を主に記載します。
「検証項目」「規格標準」「当社標準」「決定された仕様」
(この書類を、当社は個別バリデーション仕様書と呼んでいます)
▼個別バリデーション仕様書のサンプルは下記にてご覧いただけます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2009/0827_120000.php
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客観性のある資料を揃え続けています。
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>> 上記のような調査から書類作成まで、一連の作業を行いますので、
長ければ約1ヶ月もかかります。社内体制を整え、資料作成を進めて
いますが、全てのお客様のご要求にお応えできていません。
☆ 作成済みのものは
→インキュベータ、低温インキュベータ、CO2インキュベータ
低温乾燥機、定温乾燥機、高温乾燥機
熱風乾燥機、トンネル乾燥機、真空定温乾燥機
トンネル滅菌器、乾熱滅菌器、オートクレーブ
EOG滅菌器、フリーザ付薬用保冷庫
研究用冷蔵庫、薬用冷蔵ショーケース
バイオメディカルフリーザ、超低温フリーザ、低温室
恒温恒湿槽、医薬品倉庫、恒温恒湿室
コンプレッサー、クリーンルーム、フィルターユニット
クリーンベンチ、マッフル炉等
☆ 調査・開発中のものは
→調製タンク、精製水製造装置、製品保管庫
低温恒湿槽、温水装置
▼ 機能が似ていれば、類似の資料を使うこともできますので
こんな装置の仕様が決めたい方は下記にご連絡ください。
https://www.validation-wa-nks.jp/mitsumori_form/
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客観性のある資料を使うことが、審査・監査対策になります。
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>> それは、バリデーション作業が、経験ではなくて、根拠がハッキリ
しているからです。
これで、お客様は安心して審査・監査に臨めます
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