メールマガジン第25号 当社のバリデーション作業の客観性の実現 Part3
前回は、当社のバリデーション作業の客観性の実現 Part 2 として、
バリデーション作業に入る前に、お客様のニーズの中に、どのようにして
「作業の客観性」を盛り込んでいるかをお伝えしました。
今回は、当社のバリデーション作業の客観性の実現 Part 3[最終編]として
バリデーション作業の中で、どのように「作業の客観性」を維持しているか
をお話しします。
【本 文】
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バリデーション”作業”の客観性とは!
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>> バリデーション作業の結果(データ)が適切であると立証できる根拠が
あることです。
その根拠は、以下の「3つの要件」を成立することです。
①ひとつひとつの作業は、全て資格者により適切に実施されること
②作業手順が論理的で客観的であること
③使用される標準器はトレーサビリティが確立されていること
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日常における客観性の維持は・・・
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〈当社の実例として〉
>> ある規格では、
安定状態とは『2回別々の30分間における平均温度の差が0.5℃以下』
ということを要求しています。
>> 当時は、この安定状態をこのように・・・
現場では、収集したデータから、作業者毎のやり方で判断を行って
いました。
しかし、扱うデータの量は500個以上にもなるので、人手によって
客観性が薄れてしまいます。
▼この場合の対処として、
当社では手順の内容に、こんな手立てを取りました。
https://www.validation-wa-nks.jp/wp/2009/0909_101807.php
☆ ときには、お客様の手順で作業を行うようにと言われた時には
お客様の手順に工夫をして、作業の客観性を維持しています。
(それは、後日ご紹介する予定です)
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読者の皆さんが、これらを実現する為のポイントとは!
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>> 有資格者での実施では・・・机上の知識習得に加え、現場でそれを実行
できることまで含めて資格が確認
されていること。
>> 使用される手順書では・・・規格・技術・原理的に妥当であること、
またフィールドでの検証がされて
いること。
>> 使用される標準器では・・・トレーサビリティが確保されていること、
また有効期間の全域にわたり、
正常に使用(性能を発揮)できる
ことが確認/管理された状態で
あること。
☆ しかし、上記のポイントを押さえるということは、
当社が日頃、客観性の維持の為に払っている営々とした努力を
お客様の社内でされるということになりますが・・・
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『結論』
審査や監査には、客観性が確立されていることが重要なポイントです。
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>> この3つの実現を、バリデーション”作業”に盛り込んでいることで
誰にでもデータの客観性を納得してもらえるということになります。
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