メールマガジン第30号 コンピュータを含む設備・装置のバリデーションの進め方
前回のメルマガでは、監査・審査時に重要視される実施結果報告書に
求められている要件についてご紹介しました。
今回は、コンピュータで制御されている設備・装置のバリデーションの
ポイントについてお話しします。
【本 文】
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コンピュータで制御されている設備・装置のバリデーションとは
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>> いわゆるCSV(コンピュータ システム バリデーション)が含まれる
バリデーションで、お客様から当社に問い合わせや質問を頂くことも
多い内容です。
〈CSV(コンピュータ システム バリデーション)とは〉
それは、お客様のみに適用されるソフトウェア(お客様専用の
ソフトウェア)を使うときに実施するバリデーションです。
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このCSVを含むバリデーションの特長!
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>> それは、二つの規格基準のバリデーションが同時進行することです。
■ 二つの規格基準とは
①設備・装置を対象とするバリデーションでは
→医薬品GMP省令:バリデーション基準及びバリデーション基準の運用
②コンピュータを対象とするバリデーションでは
→医薬品GMP コンピュータ適正管理マニュアル
●当社はこの特長から複合したバリデーションの進め方のポイントが
2点あると考えています。
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複合したバリデーションの進め方のポイントは?
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>> ポイント1
【二つの規格の合流】
別々の場所で同時進行してきた二つの規格基準の作業の合流は、
バリデーション基準の「設備の据付時における適格性確認:IQ」の
実施段階です。
>> ポイント2
【最終の検証は合同で】
バリデーション基準の稼働性能の確認(試運転確認)と「コンピュータ
適正管理マニュアル」の運用テストを共同で実施します。
▼ コンピュータ制御している設備・装置のバリデーションの実施の流れと
具体的な内容はこちらでご覧いただけます
https://www.validation-wa-nks.jp/2009/1022_110000.php
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上記ポイントの運用の考え方
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>> 複合したバリデーションでは、
バリデーション基準を本流とし、コンピュータ バリデーションを
支流とする見方が運用し易い考え方と思います。
★ 当社は、バリデーションの本流からコンピュータバリデーションなどの
支流の進め方も具体的にアドバイスしています。
《また、コンピュータ バリデーション専用の様式も提供しています》
CSVの要求項目だけ列記されたものから、具体的にどんな図書を作れば
よいのかわからない、とのお声をいただく為、当社ではサンプルが
記載されたコンピュータバリデーション専用の様式も提供しています。
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▼バリデーション(適格性確認)の具体的な事例は、
当社ホームページでご覧いただけます。
▼資料をご希望の方は、こちらからご請求ください。
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