No.23 バリデーションの具体的な作業の流れと内容
恒温槽のバリデーションをスムーズに進めるための6つのステップは
以下のようになります。
【step1】 バリデーション実施計画の作成・承認 | |||
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作業は全て、このバリデーション実施計画書の中身からスタートします。だから、その中身の吟味はとっても大事です。 | |||
【step2】 バリデーション実施計画の教育 | |||
まずここで、作業に関わる人の条件を確立します。 | |||
【step3】 作業の準備 | |||
ここは、モノに関わる部分です。 モノとは標準器や必要とされる冶具の整理確定とトレーサビリティの確保、確認といった作業になります。 |
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【step4】 検証作業の実施 | |||
計画書の手順の通り、現場で作業を行います。作業で得られた結果だけでなく、実施者や実施日、及びその結果の妥当性を確保する情報(例えば温湿度等の環境)も記録します。 | |||
【step5】 異常時の処置及び記録 | |||
異常が発生しても、もとの計画に遡って計画書の関連を最後まで保ち続けられます。 | |||
【step6】 結果の取り纏め | |||
検証作業で得られた結果、作業の補足資料(図面、写真、工場検査書等)、使用した測定器のトレーサビリテイl書類、作業者の教育履歴等を纏め、検証結果の報告書を作成します。 |
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メールマガジン第36号 『実務版 クリーンルーム評価試験の進め方』:4回シリーズの第3回 試験の具体的な進め方