メールマガジン第37号 『実務版 クリーンルーム評価試験の進め方』:4回シリーズの最終回 結果のまとめ方
前回は、4回シリーズ第3回目として、
クリーンルーム性能評価試験の具体的な作業の流れについて
当社の考え方をお伝えしました。
今回はこのシリーズの最終回として、
作業で得た結果を第三者に説明しやすく取りまとめるポイントに
ついてお伝えします。
【本 文】
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評価試験の結果報告書に盛るべき内容は・・
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>> 下記の4種類のデータ・資料が盛られていることです。
①作業の結果得られたデータ
②そのデータを使った演算結果
③データの収集条件とその状態の説明
④トレーサビリティなどの資料
●これらをクリーンルームの評価試験実施結果報告書として作成・保管し、
監査・審査の説明資料とします。
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ベストな評価試験実施結果報告書とは・・
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>> それは、『説明しなくても分かってもらえる報告書』です
とはいえ、現実的には見る人の経験や立場により、報告書を見て
理解する内容や深さは様々なので、ある程度は報告書を、見せる側から
の説明が必要になります。
●当社は様々なお客様に報告書を作成し、提出・説明してきた経験から、
説明しやすい報告書作成のポイントを下記の様に纏めています。
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それは、審査員・監査員など第三者を納得させます
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>> そのポイントは3つ
Point①データ取りの条件・状態を視覚的に記載する
〔測定位置などは、視覚で分かるようにする〕
Point②専門用語に頼った説明をしない
〔専門用語には、補足説明をつけると分かり易くなる〕
Point③結果と根拠を1対1の関係で、報告を纏める
〔ファイルの纏め方は、結果と裏づけ資料を関連づけたものにする〕
▼ポイント毎の具体例は、こちらでご覧下さい。
https://www.validation-wa-nks.jp/2009/1210_111000.php
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★当社では、
クリーンルームの評価試験実施結果報告書の纏め方は「分かり易い内容」と
「説明のし易さ」を上記のことを念頭に置き、審査員・監査員からクレームが
ついたことがありません。
このように、お客様にとっても使いやすい報告書となり、好評を頂いております。
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