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No.24 報告書を説明しやすくするポイント

クリーンルームの性能評価試験の結果を説明しやすくする、
報告書として纏めるときの3つのポイントは以下のようになります。

【Point1】 測定位置等は視覚で分かるようにする  
  2411.bmp 例えば、ある測定の位置を説明する為に
“製造室を均等に等分割するマスの中心部で、室の北側左奥を①・・・”

と説明するより、

フロアの平面図に①②・・・とプロットしたものを見せた方が、誰に対しても早く確実に伝わります。

 
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【Point2】 専門的な用語には補足説明を付ける  
  2421.bmp 報告書に出てくる規格や指針の『専門用語』、あるいはある狭い範囲で使用される用語の意味を自分なりに把握していても、他者に説明しようとすると困ってしまうことがあります。

そのため、報告書に予め
 ”ここで○○とは□□のことをいう”
 ”○○は××を□□して算出したもの”
といった定義や説明を付けておく事で、説明時に困らないようになります。

 
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【Point3】 ファイルの纏め方は
結果と裏づけ資料を関連付けたものにする
 
  2431.bmp 作業の生データ等の裏づけ資料は、報告時に必ずしも必要ではなく、また往々にしてそのボリュームは大きいため、様々な測定結果の集合体である報告書にそのまま綴じると冗長で見難い報告書になってしまいます。

そこで、
様々な結果(結論)だけのパートと、それらの裏づけ資料(生データや使用測定器の成績書等)のパートを分けて綴じ、それぞれの関連を明示(紐付け)して必要な時に参照する形式にします。

 
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