No.25 設備の性能評価とキャリブレーション(校正)の違い
オーブンを例にしたイメージで説明すると、以下のようになります。
『計測器の』キャリブレーション(校正) |
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目的は | 温度表示の正しさの程度(誤差)を確認する |
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確認する対象は | 温度計(オーブンの温度表示) |
作業は | ①オーブンの温度センサと、標準温度計のセンサを熱源に挿入する。 ②オーブンと、標準温度計の表示を読み取り、その値の差(誤差)を 確認する。 |
『設備の』性能評価試験 |
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目的は | オーブン庫内の温度の分布、安定性を確認する。 |
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確認する対象は | オーブン(もっというとオーブンの庫内) |
作業は | ①オーブンの庫内に複数の温度センサを設置する。 ②オーブンを試験温度にセットして運転を開始する。 ③記録計でオーブンの庫内各所の温度の偏り(分布)を確認する。 |
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