メールマガジン第41号 監査員から是正指摘を受けたオートクレーブの管理方法
前回のメルマガでは、「インキュベータの性能評価試験と
キャリブレーション(校正)の違い」をお伝えしました。
今回は、前回に引き続いて、あるお客様から頂いたお問い合わせの中から、
「オートクレーブ(高圧蒸気滅菌機)の滅菌性能保証の仕方が分からない」
のキッカケ(お客様の状況)になった出来事からご紹介します。
【本 文】
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お客様から、当社に連絡を頂くことになったキッカケは?
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>> それは、外部監査員からの指摘でした。
お客様の状況を簡単に纏めると、
・試験に用いる培地をオートクレーブで高圧蒸気滅菌されていました。
(運転条件は、121℃/20分)
・定期的に温度計、タイマー、圧力計のキャリブレーション(校正)
を行い、その精度を確認されていました。
・また、オートクレーブのJIS規格に準じて、容器に入れた液体の
温度測定も行われていました。
●しかし、監査員から指摘を受けることになりました
〔このご質問には次週号で回答します〕
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監査員からの指摘とは?
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>> それは、下記の様な内容でした。
・定期的に設備を確認されているが、その内容ではオートクレーブで
滅菌出来ていることが保証されてはいません。
・実際の使用条件を考慮した内容でのバリデーションを実施してください。
●この指摘は、
先週号のメルマガでお届けしたような、性能評価試験を
実施していない事により出た指摘ではありませんでした。
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JIS規格に準じていたのに・・・
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>> その内容は
作業の拠り所(根拠)としてJIS規格に準じた評価試験を行って
いたにも関わらず出た指摘でした。
□ 当社にお問い合わせを頂くキッカケが指摘かどうかは別にして、
最近これと似た質問をいくつか頂きました。
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ご質問の解決方法・ヒントは、次週号で具体的にご紹介します。
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当社では、
現場で性能評価試験・キャリブレーション(校正)を実施する立場で
生まれたノウハウで、お客様のお役に立つアドバイスを行っています。
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