メールマガジン第43号 再バリデーションの実施周期
前回のメルマガでは、「オートクレーブの実使用状態での滅菌
性能保証の仕方」をお伝えしました。
今回は、当社が今までに執筆した書籍に対して頂いた質問から
「再バリデーションの実施周期(インターバル)をどのように
設定したらよいのかわからない」についてご紹介します。
今回は、このご質問を取り巻く実状について考えてみます。
〔ご質問には次週号で回答します〕
【本 文】
——————————————————————
[実状1]規格には周期の定めがない
——————————————————————
>> 再バリデーションの実施周期を決めるときに、困ってしまう要因の
1つは規格に定めがないことです。
□GMPなどの規格には「定期的に実施・・・」と記載されるため
実施周期は、裏付けもなく、困りながら決められているのが
現実と思います。
——————————————————————
[実状2]質問は同じでも、背景は様々!
——————————————————————
>> ”再バリデーションの周期”についてのご質問は、割とポピュラーな
内容です。
しかし、この質問を挙げられるお客様の背景(理由)は様々です。
・どう考えて決めればよいか分からない
・どの程度が妥当なのか見当がつかない
・一律に決めるものでもないと思うが・・・
・周期を長めにしてコストを下げたい
——————————————————————
[実状3]適切でない周期の場合の問題例
——————————————————————
>> 適切な周期より長く、または短くした場合に起こる問題点について
考えてみます。
□ 適切な間隔より周期が”長い”場合
・逸脱が起きた場合の影響範囲、程度が大きくなる
□ 適切な間隔より周期が”短い”場合
・設備の維持コストが高くなる
・担当人員の負担が増える
・生産日程に影響が出る
——————————————————————
●(次週号で)
再バリデーションの周期を設定するための具体的なヒントを
ご紹介します。
▽▽▽—–《業務に使えそうな情報》—
■ クリーンルーム バリデーションの実務担当者、評価担当者のための
一日セミナー受付中です。
>>> 皆様のご参加をお待ちしております。
▼セミナーの詳細は、こちらからご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/nks-seminar/
▼クリーンルーム評価試験の実務、評価担当者の一日セミナー」は
こちらから申し込みできます。
https://www.validation-wa-nks.jp/nks-seminar/form.php
—–△△△