メールマガジン第46号 「恒温槽(インキュベータ)」のバリデーションの作業内容
前回のメルマガでは、先日開催した当社セミナーの中で頂いた
ご質問の中から『ループ校正(キャリブレーション)とは何?』
についてご紹介しました。
今回から、一番多いお客様の声「バリデーションでは対象設備の
何をどの様に検証したら良いか知りたい」にお応えするために、
関連記事も間に挟みながら、その作業内容を設備毎にお届けして
いきます。
【本 文】
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第一回目は「恒温槽(インキュベータ)」をご紹介します
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>> 「恒温槽」のバリデーションは次の流れで進めます。
①進め方や手順をバリデーション実施計画書(以下計画書)に
纏めます。
②作業に関わる人に計画書の教育を行います。
③計画書に基づいて、標準器などを準備します。
④計画書に従って、作業を進めます。
⑤異常が発生した時には、計画書に基づいて処置及び記録を
行います。
⑥作業を行った結果(記録)を取りまとめ、評価します。
▼ 上記のバリデーションの具体的な作業の流れと内容は、
こちらでご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2009/1203_111000.php
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では、実際にはどんな作業をするのでしょうか
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>> バリデーションの場面毎に、作業の概要をご紹介します。
□ 据付時では
恒温槽の仕様や寸法の確認、固定状態等を確認し、
仕様通りの恒温槽が所定の温度を維持出来る状態に
据え付けられているかどうかを確認します。
□ 校正(キャリブレーション)では
温度の計測器(指示計・記録計)の表示が正しいことを
適切な標準器を使って確認します。
□ 稼働時では
庫内の温度分布を測定し、所定の温度を維持しているか
どうかを確認します。
● このように、各段階での目的に応じた確認を行うことが
バリデーションでは必要とされます。
▼恒温槽のバリデーション作業内容の詳細はこちらでご覧下さい
https://www.validation-wa-nks.jp/2010/0304_110000.php
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お客様に役立つバリデーション業務を支援しています
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>> 以下の様な、ご要望にお応えできます。
恒温槽(インキュベータ)の
・バリデーション実施内容の根拠が知りたい。
・バリデーション実施計画書を作って欲しい。
・現場の検証作業を手伝って欲しい。 …等など
●当社は、
フィールドでバリデーションを実施する立場で生まれたノウハウで
お客様のお役に立つアドバイスを行っています。