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メールマガジン 第66号 [乾燥シリーズ]乾燥温度の上がりすぎにご注意!

  前回は、[乾燥シリーズ]の1回目として、ポピュラーな循環式の
  熱風乾燥機の乾燥温度の実態をお届けしました。
  今回は、比較的低い温度で乾燥させる、真空乾燥機の意外に知られていない
  実際の温度について取り上げます。
【本 文】
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  庫内は同じ条件ではない!?
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 >> 乾燥時は庫内に空気がない(真空)ため、
   □ 空気の対流が起きず、温度の偏りがない。
   □ 運転サイクルを通して設定温度近辺になっている。
    →そんな風に思われているのではないでしょうか
   ■ 真空乾燥機では、本当にそうなっているか? 
     実際のところを確認してみることにしました。
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  乾燥条件で棚板と壁面の温度を測定しました。
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 >> 設定温度は50℃で測定しました。
  ▼ 測定方法・データと算出結果は、こちらでご覧頂けます。
    (https://www.validation-wa-nks.jp/2010/0729_110000.php)
  ● 対象設備は壁面から庫内を暖める構造ですが、
    昇温時、壁面の温度が設定温度+30℃(約80℃)にもなったことは
    予想外で少し驚きました。
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  想像以上に上がる温度!
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 >> この真空乾燥機の測定では、以下の温度特性が見られました。 
  □ 昇温時、壁面はかなり温度が高くなる。
  □ 棚板の中央部は設定温度に近い。
  ● 熱に対して敏感に反応してしまう物が対象の場合には
    昇温のプログラムや置き場所の工夫が必要です。
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  実態は、測定してみないと分からない!
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 >> 上記のデータから、今回の真空乾燥機では、製品の設置されている
   場所により温度推移に差が出る可能性が考えられます。
  ●実際の設置環境で・使用条件で・対象(製品等)が目的とする温度の
    範囲なのかを確認することが重要なことと言えると思います。