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No.49 真空凍結乾燥器の棚温度特性

■OQ[乾燥]シリーズ■
棚板の左右・中央の温度を測定し、各棚板の温度特性を調べました。
1.測定の方法
1.1. 対象設備
 ・N社製 真空凍結乾燥器 (棚板 5段)
  庫内サイズ : W:650 × D:500 × H:550 (mm)
  測定場所   : N社 試験室
  実施時期   : 2009年
1.2. 測定方法
 測定は以下の手順にて実施しました。
 ①真空凍結乾燥器の各測定エリアに温度センサーを設置
  (測定位置は次項参照)
 ②装置を運転
 ③測定エリアごとの温度の推移を確認する
 【検査点】
  ・運転パタン :予備凍結(-40℃) → 昇温(20℃)
  ・測定点数 : 棚温度 3点/段
1.3. 測定システムのイメージ
凍結乾燥器
1.4. 温度センサの配置
温度分布
2.結果
 各棚の測定ポイント(A・B・C)の予備凍結最終点の温度を
 グラフにしました。
2.1. 各棚板の温度特性
凍結乾燥
この真空凍結乾燥器の棚温度特性
①A・Cの測定ポイントの傾向は似ている
②最大・最小値の差はCの方が大きい(2.2℃)
③Bでは、比較的安定している(0.7℃)
2.2. 生データ
 各棚段のA・B・Cの温度測定データです。
凍結乾燥器の特性


▼関連「装置の実験データ」はこちら
  No.50 真空凍結乾燥器の温度特性[その2]
  No.51 真空凍結乾燥器の温度特性
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  メールマガジン 第68号 真空凍結乾燥機の温度の実態 その1[棚温]!