メールマガジン 第68号 真空凍結乾燥機の温度の実態 その1[棚温]!
前回は、リニューアル オープンしました当社のホームページの
見どころをお届けしました。
今回から、[乾燥シリーズ]第三弾として、真空凍結乾燥機内の
温度の実態について以下の3回に分けてご紹介します。
1回目:棚のエリアの温度(棚温)
2回目:棚にのった製品の温度(品温)
3回目:棚温と品温の関係
この「真空凍結乾燥機の実態 その1」では、棚温度の実態を
ご紹介します。
【本 文】
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どうも、棚段間による温度の差はありそうだ!?
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>> 多段の棚を持っている真空凍結乾燥機では、使用経験から棚段間の
温度の差は少しはあると思っています。
例えば、
多くの人は、出来上がった製品から棚の温度が一様でないように
感じているのではないでしょうか?
■ そこで、各棚段を3つのエリアに区切って、各棚段毎の温度差が
どうなっているか調べてみました。
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意外と大きかった温度差!
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>> プログラムでの予備凍結最終点の各棚段の温度差は、Cエリアが
最も大きく最大差は 2.2℃でした。
▼ 測定方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2010/0819_110000.php
● この真空凍結乾燥機の棚段には、この様な固有の温度特性が
あることが分かりました。
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真空凍結乾燥機の癖を知ることが重要!
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>> 私の知る限りでは、真空凍結乾燥機の性能試験の業界規格などが
ないため勢い各メーカーさんは、独自な基準で製作されていると
思います。
また、一般的に、それらのデータはユーザー側に開示されることは
希だと思います。
そのため、
この様な方法で、使用条件での温度特性(癖)を知ることが
大切になると考えます。
■ 棚の温度特性は分かったけれど、
もっと重要な「品温」も同じような温度特性になっているか気に
なってきました。
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品温は次週号で紹介します。
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>> 5棚分を棚温と同じ条件で測定し、合計40ヶ所のデータから品温の
特性を調べます。
▽▽▽—–《業務に活えそうな情報です》—
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