メールマガジン 第69号 真空凍結乾燥機の温度の実態! その2[品温]
前回は「真空凍結乾燥機の実態 その1」として、棚位置とその棚温度の
実態をお届けしました。
今回は、先週号でご案内しました「真空凍結乾燥機の実態 その2」として
棚位置とそこに置く試薬・溶液の温度[品温]の実態をご紹介します。
【本 文】
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品温は、棚段間で大きな差はないだろう!?
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>> 棚段間の品温の温度差は、真空凍結乾燥機の原理からみれば、あまり、
大きくないと考えられます。
実際何が入れられるか分からないために、ひとつの使用条件で
調べてみました。
■ 今回も、真空設備から信号を取り出す当社のアタッチメントを使って、
5棚x8ヶ所=40個の品温を測定しました。
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場所によってこんなに違う?!
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>> 8ヶ所の棚段間の品温度差は、最も大きい場所では15.6℃にも
なりました。
▼ 測定方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2010/0826_080000.php
■ 今回の測定条件では、たまたまこの様な結果になりましたが、
装置の中に入れるもの(試薬・溶液)や入れ方により、様々な
品温データになることが考えられます。
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品温は実際測定しないと分からない・・・。
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>> 当然のことですが、
お客様がどんなものを入れられるか分かりませんので、カタログには
製品が入った時の性能に触れられないと思います。
■ やはり、皆様の使用条件での温度特性を知ることが重要では
ないでしょうか!
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次回は、棚温と品温の関係をご紹介します。
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>> 各棚毎の2つの温度の関係を調べることで、この真空凍結乾燥機の
特性をハッキリさせたいと思います。
▽▽▽—–《業務に活えそうな情報です》—
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