第87号 [OQシリーズ]クリーンベンチの作業台の風速データ(その1)
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
平成23年の第1回目のメルマガをお届けします。
——————————————————————
OQ(稼働時適格性確認)シリーズ[クリーンベンチの作業台の風速]
——————————————————————
今回は、無菌操作に使用されるクリーンベンチの風速データについて
ご紹介します。
【本 文】
——————————————————————
基本的なこととして・・・
——————————————————————
>> クリーンベンチは?
企業や大学の研究所、実験室、試験室などで、外部から不純物が入らない
ようにして、試薬やサンプルなどの汚染を防ぐ目的で使用されています。
>> また、クリーンベンチには
・外部の塵や微生物が混入しないこと
・作業台の清浄度は常にクラス100を満足すること
が機能(働き)として要求されます。
■ そして、これらの機能(働き)を検証することが、この装置についての
当社の実務となります。
——————————————————————
作業台の風速データはどうなっているのか?
——————————————————————
>> このクリーンベンチで、
いつも使っているシャッターの位置より高くした時に、汚染を防ぐ
機能(働き)をチャンと果たしているか知りたくて測定してみました。
■ 作業台の風速がある程度あれば、汚染が防ぐことができると考え
前面開口部のシャッター位置を20mm/150mm/300mmと変えて
使った時の「作業空間への吹き出し風速への影響」を測定しました。
▼ 測定方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2011/0113_110000.php
● 開口部のシャッター位置が高くなる(開口量が増える)と
どの測定点でも風速がUPすることが分かります。
——————————————————————
個々の装置の特性を知っておくことがベスト!
——————————————————————
>> 今回は、規格が要求する定格風速(0.3~0.6m/s)の測定時に、一般的に
使用される高さ(150mm)の風速を測定しました。
この様に、皆さんが使用されている場所の風速を知っておくことも
バリデーションでは重要なポイントと思います。
●当社は、
フィールドでバリデーションの実務を行ってきたノウハウで、
どんな環境においても正しい数値をお届けし続けます。
——————————————————————
《次回号のお知らせ》
次回号では、開口部のシャッター位置による「開口部からの
吹出し風速の違い」をご紹介します。
▽▽▽—–《業務に活えそうなセミナー情報です》—
■【受付中の一日セミナー】
テーマ:計測機器のキャリブレーション(校正)の考え方と進め方
開催日:平成23年3月4日(金)
▼セミナーの詳細は、こちらからご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/seminar/
▼この一日セミナーは、こちらから申し込みできます。
https://www.validation-wa-nks.jp/seminar/form.php
>>> 皆様のご参加をお待ちしております。