バリデーション@エヌケイエス株式会社 NKS

NKSバリデーション関連業務のエヌケイエス株式会社

ISO9001に準じた運用システム(QMS)でバリデーション(適格性評価)のサービスを専門にご提供

バリデーションに関する相談窓口
電話でのお問い合わせ
052-522-2184
メール送信フォームからお問い合わせ

No.70 恒温恒湿槽の温湿度の偏りと変動

1. 測定の概要
1.1 対象設備
HP7010.jpg
1.2 測定に用いた測定器
 □ 温湿度計+記録計
  V社製 温湿度計 × 9台
  ・精度     : ±0.2℃ / ±1.0%RH
  ※出力信号を記録計に入力して連続記録を行う。
 【温湿度データ収集の条件】
  ・安定(平衡状態に到達)後、1分間隔で1時間分データを記録する
1.3 測定の方法
 測定は以下の方法で実施しました。
  ①恒温恒湿槽に温湿度センサ(9点)を設置する。
  ②安定するまで連続運転し、1分おきに庫内の温湿度を記録・収集する。
  ③収集した温湿度から、庫内の温湿度の偏り・変動を確認する。
1.4 測定の状況
HP7020.jpg
2.測定した結果
2.1 測定結果
HP7011.jpg
 □恒温恒湿槽A及びBにおいて、温度、湿度のそれぞれに違いが
  みられましたが、特に湿度において特徴的な差異がでました。
  ・恒温恒湿槽Aは変動が大きいものの、分布(ばらつき)は小さい
  ・恒温恒湿槽Bは変動が小さいものの、分布(バラつき)が大きい
2.2 測定結果のグラフ
HP7013.jpg


▼関連「装置の実験データ」はこちら
  No.8 恒温槽の非有効空間温度の実測
  No.42 フリーザー内の温度の偏りと変動
  No.48 真空乾燥器の温度分布の状況
▼このページの「メルマガ記事」はこちら
 メールマガジン 第93号 [OQシリーズ]恒温恒湿槽の機種による温湿度の特徴