No.70 恒温恒湿槽の温湿度の偏りと変動
1. 測定の概要
1.1 対象設備
1.2 測定に用いた測定器
□ 温湿度計+記録計
V社製 温湿度計 × 9台
・精度 : ±0.2℃ / ±1.0%RH
※出力信号を記録計に入力して連続記録を行う。
【温湿度データ収集の条件】
・安定(平衡状態に到達)後、1分間隔で1時間分データを記録する
1.3 測定の方法
測定は以下の方法で実施しました。
①恒温恒湿槽に温湿度センサ(9点)を設置する。
②安定するまで連続運転し、1分おきに庫内の温湿度を記録・収集する。
③収集した温湿度から、庫内の温湿度の偏り・変動を確認する。
1.4 測定の状況
2.測定した結果
2.1 測定結果
□恒温恒湿槽A及びBにおいて、温度、湿度のそれぞれに違いが
みられましたが、特に湿度において特徴的な差異がでました。
・恒温恒湿槽Aは変動が大きいものの、分布(ばらつき)は小さい。
・恒温恒湿槽Bは変動が小さいものの、分布(バラつき)が大きい。
2.2 測定結果のグラフ
▼関連「装置の実験データ」はこちら
No.8 恒温槽の非有効空間温度の実測 br>
No.42 フリーザー内の温度の偏りと変動 br>
No.48 真空乾燥器の温度分布の状況 br>
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