バリデーション関連メルマガ 第93号 [OQシリーズ]恒温恒湿槽の機種による温湿度の特徴
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OQ(稼働時適格性確認)シリーズ[恒温恒湿槽の温湿度データの特徴]
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今回は、同じ目的で使用している2台の恒温恒湿槽の温湿度分布データの
違いをご紹介します。
【本 文】
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2台の恒温恒湿槽の温湿度分布を測定しました。
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>> 同じメーカーの同じ様な恒温恒湿槽で、使い方も同じ様でありながら、
2台の温湿度分布に、これほどの違いがでることに驚きました。
同じ様な恒温恒湿槽と見えても、
装置の特性がひとつひとつ違っていることにより、槽内の状況が
結構変わることが分かりました。
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上記の温湿度分布データをご紹介します。
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>> 槽内の上部:4点/中央:1点/下部:4点の合計9ヶ所を同時に
測定しました。
▼ 測定方法とデータはこちらでご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2011/0224_110000.php
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こんな時は、恒温恒湿槽の特性が変わっているかも?
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>> 恒温恒湿槽の使用環境・条件が変わる時は
①設置場所の温湿度条件が大きく変わった
②電源電圧が変動する様な設備の運転条件が変わった
③日射の影響を受ける場所に移設した
等が挙げられます。
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使用環境・条件が変わったら、測定をお勧めします。
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>> この様な使用環境・条件で性能が変わる装置は、使用状態で測定して、
機能を保証することが重要と言えます。
■ この測定は、バリデーションでは稼働時適格性の確認[OQ]と呼ばれ、
恒温恒湿槽を使った作業品質を守るために大変重要なことです。
⇒ 当社では、
稼働時適格性[OQ]検証項目の決定~フィールドでの検証作業~報告書の
作成までの一連のバリデーション作業を支援しています。