バリデーション関連メルマガ第97号 [OQシリーズ]圧縮空気の品質データ
——————————————————————
OQ(稼働時適格性確認)シリーズ[圧縮空気の品質データ]
——————————————————————
今回は、コンプレッサー(圧縮機)で圧縮された空気の品質データの
一例をご紹介します。
【本 文】
——————————————————————
圧縮した空気は綺麗?
——————————————————————
>> 現場の設備や装置では、「製品の乾燥」や「容器の異物除去」などに
コンプレッサーで圧縮した綺麗な空気が頻繁に使われています。
しかし、いつも綺麗と思っている圧縮空気が、徐々に汚れて
製造製品の品質に悪影響を及ぼすことも考えられます。
■ そこで、各ユースポイント(使用場所)で、目に見えない圧縮空気の
汚れ具合を測ってみました。
——————————————————————
当社の測定方法とデータをご紹介します。
——————————————————————
>> 今回は、1台のコンプレッサーで作った圧縮空気中の「油分量」
「水分量」「塵の数(微粒子濃度)」を分岐した8ヶ所のユースポイント
で測定しました。
▼ 測定方法とデータはこちらでご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2011/0324_110000.php
——————————————————————
チョットした驚き!!
——————————————————————
>> 上記の様に、同じコンプレッサーから出た圧縮空気でありながら
8ヶ所のユースポイントで「塵の数(微粒子濃度)」が、
200個~16万個/m3と大きく違うことには驚きました。
■ このケースの様に、塵の数が多くなった時には、下記の様な要因が
考えられると思います。
□ 配管に取り付けられたフィルターの数
□ フィルターの塵の除去性能
□ 配管内部の綺麗さ(洗浄の程度) 等々
● この様な視点で設備を見直すことで、解決の糸口が見えてくると
思います。
——————————————————————
定期的に測定することがベスト!
——————————————————————
>> 目に見えないものだからこそ、
皆さんが日々使っているポイント(ユースポイント)での圧縮空気の
品質を調べることも重要だと思います。
●当社では、
フィールドでバリデーションの実務を行ってきたノウハウで、
どんな環境においても正しい数値をお届けしています。