バリデーション@エヌケイエス株式会社 NKS

NKSバリデーション関連業務のエヌケイエス株式会社

ISO9001に準じた運用システム(QMS)でバリデーション(適格性評価)のサービスを専門にご提供

バリデーションに関する相談窓口
電話でのお問い合わせ
052-522-2184
メール送信フォームからお問い合わせ

バリデーション関連メルマガ第98号 [OQシリーズ]乾熱滅菌器の各部温度の特質

 ——————————————————————
  OQ(稼働時適格性確認)シリーズ[乾熱滅菌器の各部温度の特質]
 ——————————————————————
 今回は、加熱による滅菌方法の一つになります乾熱滅菌器の温度データを
 ご紹介します。
【本 文】
 ——————————————————————
  乾熱滅菌器の基本的なこととして・・・
 ——————————————————————
 >> 乾熱滅菌器は、加熱乾燥気体で微生物を殺滅する装置です。
   (これは「乾熱法」と言われています。)
   そして、この乾熱法では「温度」と「時間」が、使用時にどんな状態に
   なっているかがキーポイントになります。
 >> 従って、この乾熱滅菌器に要求される機能(働き)は?
   庫内の滅菌に使用する場所の温度が
   ・予め設定した温度範囲内になっていること
   ・また、上記の範囲内で決められた時間を経過できること
  ■ そして、これらの機能(働き)を検証することが、この装置についての
    当社の実務となります。
 ——————————————————————
  乾熱滅菌器の温度データ
 ——————————————————————
 >> 庫内に、被滅菌物がない場合(以下、無負荷と呼びます)と
   被滅菌物がある場合(以下、有負荷と呼びます)で測定しました。
  ■ 当社の測定方法とデータをご紹介します。
    ▼ 測定方法とデータはこちらでご覧頂けます。
      https://www.validation-wa-nks.jp/2011/0331_110000.php
 ——————————————————————
  物によって、到達時間が変わります。
 ——————————————————————
 >> この様な無負荷、有負荷の傾向は、当社の今までの経験と非常に似て
   いました。
   □ 有負荷の被滅菌物の温度到達時間は、無負荷より相当遅れる
   □ 被滅菌物の容積が大きいほど温度到達時間は遅れる
  ● 容量の大きなものでは、決められた温度で、充分な時間がとれずに
    滅菌出来ない可能性があります。
    ▼ 同様の傾向を示すオートクレーブのデータは、コチラで
      ご覧頂けます。
      https://www.validation-wa-nks.jp/2010/1202_110000.php
  ■ オートクレーブの実験の時でも、同じ様なことを思いましたが、
    実際の被滅菌物の大きさや種類などで、滅菌の条件を決めることが
    重要だと思います。
 ——————————————————————
  やっぱり、データで安心できる。
 ——————————————————————
 >> 装置を使用する環境で測定したこの様なデータを知ることで、装置を
   安心して使うことができると思います。
  ●当社では、
   フィールドでバリデーションの実務を行ってきたノウハウで、
   どんな環境においても正しい数値をお届けし続けます。