No.76 マッフル炉の温度分布
■OQシリーズ■
マッフル炉の温度の偏り(所謂温度分布)の一例をご紹介します。
1.測定の方法
1.1 測定手順
測定は以下の手順にて実施しました。
① マッフル炉の炉床上に温度センサ(5点)を設置
(測定位置は次項参照)
② 設定温度で運転し、庫内の温度が安定するまで待つ
③ 庫内の温度データを収集する(1分/回、60分間)
④ 収集したデータから、各位置での温度の推移を確認する。
【 検査点 】
・設定温度 : 500/580/850℃
・負荷物(内容物) : 無し
1.2 測定イメージ(測定位置)
1.3 今回の測定に使用した機器類
●マッフル炉
サイズ:W150×D250×H110(mm)
●温度センサ(5本)
・・・温度の測定に使用。今回は太さ4.8ΦのK熱電対です。
センサは細い方が設置が簡単ですが、使用できる温度が低くなります。
測定する温度やマッフル炉の構造などで使用するセンサを準備します。
●記録計、PC
・・・温度データの収集に使用。
2.測定した結果(測定データのグラフ)
2.1 500℃
2.2 580℃
2.3 800℃
※本ページでの結果は一例であり、結果は機種・設定等により異なります。
▼関連「装置の実験データ」はこちら
No.70 恒温恒湿槽の温湿度の偏りと変動
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メールマガジン第103号[OQシリーズ]マッフル炉内温度の実際