バリデーション関連メルマガ第113号[OQシリーズ]測定繰り返し回数(n)を考える。[その2]
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[OQシリーズ]測定繰り返し回数(n)を考える。[その2]
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前回のメルマガでは、
読者からご提案を頂いた「測定繰り返し回数(n)を考える」の一回目
をお届けしました。
その実験結果としては、恒温槽内の中央温度を決まった手順で測定して
40℃・20℃のどちらの場合でも、許容値:±0.1℃内に4回目で
入ることが分かりました。
今回は、実際の使用時を想定して、負荷物として水を入れたビーカーを
中央に置いて、前回と同様の実験を行ってみましたのでご紹介します。
【本 文】
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実際の使用状況を想定してみました。
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>> この様な恒温槽は、容器に入れてある製品等を一定の温度で保管したり
ある温度で反応させるなど物を中に入れて利用されます。
⇒そこで、前回と同じ恒温槽の中央に、水を入れたビーカーを置いて
その水の温度を測ることにしました。
■今回は、この様な模擬的な負荷物を作って、実際の使用状況に近い
状態で実験をすることにしました。
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やはり4回目で入りました。
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>> 実験の方法は、前回と同じく「負荷物の温度を一定の40℃にしたい」
という要求の恒温槽を、決まった手順で、6回測定してみました。
▼ 測定の条件や温度データはこちらでご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2011/0728_110000.php
■前回と同じ様に、許容値:±0.1℃内に、4回目に入る結果に
なりました。
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これまでの結果からn回を考えると・・・。
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>> 今回の実験においては、
この恒温槽を使っても良いと判断できる値(許容値:±0.1℃)では
繰り返し回数は4回が妥当と考えられると思います。
しかし、使用用途によっては、この許容値がもっと大きく(ラフ)でも
良いんじゃないと考えられる場合もあると思います。
⇒そうなると、
繰り返し回数n=3回も妥当だとも言えるかもしれません。
■この様に考えると、nはいくつが良いか分からなくなってしまいます。
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このn回には、色んな考え方があります。
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>> ある方は、以下の様に表現されている方もおみえです。
「1回目は、たまたまの出来事」「2回目は、偶然の一致」
「3回目は、科学的な理由による一致」
だから、3回が妥当ではないか・・・。
⇒この様に、n回には色々の理解の仕方があるとは思いますが、
このメルマガでは、次回も、別の機器を使って実験することで、
測定回数(n)の具体的な数値を考えていきたいと思います。