No.84 変動要因を減らして繰り返し時間を測定した結果
■OQシリーズ■
以前、繰り返しの測定回数を考える一つとして、時間を測定する事について取り上げました。その結果、設置場所の温度や電源の電圧の変化などの要因により、測定時間にも影響がでました。
今回はそれら変化の要因を排除して、繰り返し測定したときの結果を紹介します。
1.測定の方法
1.1 測定に用いたタイマー
・型式 : PM4S (パナソニック電工製)
・設定レンジ :1s/10s/1min/10min (4レンジ切り替え)
→今回は【10min】に設定して測定します。
・定格電圧 : 100 ~120V
・精度(電圧の影響) : ±1%以内 (定格電圧の85%~110%の変化に対して)
※ダイヤルで時間をセットするタイプは、目的値に設定する時に誤差
(”セット誤差”といいます)がありますが、今回は手順①以降、タイマの
設定を変更しないので、セット誤差は無視します。
1.2 測定手順
測定は以下の手順で実施しました。
①タイマーを【10min】に設定する。
②タイマーを20℃にした恒温槽の内部に設置する。
③スイッチを押してタイマーを作動開始し、タイムアップ(ブザーが鳴る)まで
ストップウォッチで時間測定行う。
【 検査点 】
設定時間 : 10min
環境温度 : 20℃(固定)
1.3 測定のイメージ
(タイマーの写真はパナソニック電工(株)様のHPより引用)
2.測定した結果
▼関連「装置の実験データ」はこちら
No.83 環境を変えながらタイマーを繰り返し測定した結果
No.53 環境温度によるタイマー作動時間の変化
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メールマガジン 第117号[OQシリーズ] 測定繰り返し回数(n)を考える。[完結編] br>