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バリデーション関連メルマガ第130号 [OQシリーズ]見逃しがちな導電率測定での注意点(応答遅れ)

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 [OQシリーズ]見逃しがちな導電率測定での注意点(応答遅れ)
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 今回は、「水のキレイさや汚れ具合など」を測る導電率計を使った測定に
 ついて取り上げます。
 この導電率計を使った測定では、「温度の応答遅れ」が表示に大きく影響
 してきますので、この測定での注意点などについてご紹介します。
【本 文】
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  ご存知の様に、導電率は温度で変化します。
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 >> 導電率測定時に、導電率の値が遅れて表示している様な経験をされた
   ことがあるのではないでしょうか。
    ある計測器メーカーのカタログには、
    導電率はすぐに応答するが(90%応答:3秒以内)、導電率の温度
    補正値は表示されるまでに時間がかかる(90%応答:40秒以内)
    と記載されています。《( )内カタログ記載値》
  ■ この導電率の応答遅れを実験によって調べることで、導電率測定での
    注意点などを考えてみたいと思います。  
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  温度の応答遅れがそのまま表示値に現れました。
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 >> この実験は、同じ導電率の液体を使って、①約20℃→0℃に
   入れ替えた場合と②約0℃→20℃に入れ替えた場合の導電率の
   温度遅れを測定しました。
   ▼ 測定の条件や温度データはこちらでご覧頂けます。
     https://www.validation-wa-nks.jp/2011/1208_110000.php 
  ■ この様に、実際の導電率(温度補正なしの導電率)の変化より、
    温度補正された導電率が相当遅れて表示することが分かります。
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  注意点は、この表示遅れを見逃さないことです。
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 >> この実験結果から言えることは、温度補正された導電率の値は、温度
   センサーの応答遅れ時間だけ遅れて表示されるということです。
   また、この応答遅れ時間は、
    導電率や温度などの測定場所の違いによっては、センサーの
    応答遅れ以外の要素も生まれてきますので、データの取扱いには
    より注意が必要と思います。
  ■ 従って、現場での導電率の測定時には、このことを知って測定値を
    取り扱う必要があるということになります。
  ※ 以下は、この様なノウハウを使った当社支援業務のPRです。
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  よりきめ細かい支援を目指しています。
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 >> 当社では、
   設備や装置のバリデーションで要求される実施計画書の作成~検証作業
   の実施~結果報告書の作成などを支援しています。
   これからもフィールドでバリデーションの実務を行ってきたこの様な
   ノウハウで、どんな環境においても正しい数値をお届けする努力を
   続けていきます。