バリデーション関連メルマガ第131号 [規格シリーズ]コンピュータ化システムのバリデーションを進めるポイント
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[規格シリーズ]コンピュータ化システムのバリデーション(CSV)のポイント
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最近、当社のHPより、コンピュータ化システムのバリデーション(CSV)に
ついてのお問い合わせが多くなってきました。
そこで、今回は、このガイドラインのポイントや実施時の悩みなどを
ご紹介します。
【本 文】
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設備・装置メーカーさんからのお問い合わせが増えています。
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>> 製薬メーカーの皆さんがお使いになる設備・装置の殆どが、PLC
(Programable Logic Controller)やパソコン等のコンピュータによって、
要求される機能を実現しています。
その為、昨年の10月21日に厚生労働省医薬食品局より「医薬品・医薬
部外品製造販売業者等におけるコンピュータ化システム適正管理ガイド
ラインについて」が発出されました。
そして、このガイドラインは、来年の4月1日より施行されることに
なっています。
■ この様な状況で
コンピュータ化システムを導入される製薬メーカーさんが、設備・
装置メーカーさんに設備・装置に加え、CSV込みで依頼されている
様です。
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このガイドラインのポイントは・・・。
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>> フィールドでバリデーションをやってきた当社から見ると
このガイドラインは、今までフィールドで使ってきた2つの規格が
統合されたと考えるとしっくりきます。
その2つの規格とは
①平成4年2月21日発出のコンピュータ適正管理マニュアル
(平成17年3月30日取り下げ、意図不明)
②平成17年3月30日発出のバリデーション基準
※ しかし、この統合されたという考え方がCSVを分かりにくくして
いるのではないかと、当社へのお問い合わせから感じています。
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このガイドラインを実現するときの悩み
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>> それは、CSVの対象のひとつの設備・装置に、2つの規格(上記)が
要求している同じ様な作業を『2回も実施しなければならないのか?』
と言うことです。
具体的には
バリデーション基準が「設備・装置の予測的バリデーション」で要求
する「設備の据付時における設備の適格性の確認」「校正」「稼働性能
適格性の確認」「実生産規模での確認」とこのガイドラインが要求する
「IQ」「OQ」「PQ」が同じ様な実施内容・方法になっていることです。
★この解決方法は
当社では、このガイドラインの「開発段階」をコンピュータのバリデー
ションと考え、「検証段階」のバリデーションを設備・装置のバリデー
ションと考えるやり方です。
即ち、この考え方をこのガイドラインが要求する『バリデーション計画書』に
盛り込むことで2つの規格の同じ様な要求を1回で実施してしまう
という考え方です。
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(PRになりますが)このガイドラインでは、こんな支援をお届けしています。
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>> 当社では、フィールドでバリデーションの実務を実施してきたこの様な
ノウハウを使って、皆さんをご支援しています。
このガイドラインでのご支援内容は大きく以下の2つ項目になります。
□1.「コンピュータ化システム適正管理ガイドラインの考え方、進め方」の
セミナーやコンサルタント
□2.「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」の要求作業の実施
▼ 当社のご支援の概要は、こちらからご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/csv/