バリデーション関連メルマガ 第136号[IQシリーズ]正しく測れる時の電子天秤の気泡(水準器)の状態
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[IQシリーズ]正しく測れる時の電子天秤の気泡(水準器)の状態
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前回のメルマガの実験データに関して、読者からお問い合わせをいただく
ことができました。有り難うございます。
今回は、そのお問い合わせの内容に関する実験データをご紹介させて
頂きます。
【本 文】
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こんなことをお問い合わせ頂きました。
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>> 前回のメルマガでは、
「そんな僅かな傾きが電子天秤の誤差になります」というテーマで、
電子天秤の誤差が生じる傾きについてお届けしましたが、
読者の方から、
水準器の気泡が「どれぐらいであれば」正しく測れるのかという
お問い合せを頂きました。
→ このお問い合わせを頂いて、
傾きで生じる異常な状態をクローズアップすることで、バリデー
ションのIQ(据付時適格性の確認)を行うことが重要だと言う
一方的な視点の記事になっており、このお問い合せにより、新しい
視点に気付かせていただきました。
■ 今回は、お問い合わせを頂いた「正しく測れる水準器の気泡の状態」を、
同じ電子天秤を使って実験しました。
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正しく測れる気泡の状態とは!
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>> 結論から書きますと
『気泡全体が水準器の内円にギリギリでも、まるっと入っていたら
誤差がない』というデータが出ました。
▼ 測定方法とデータをこちらでご覧頂けます。
実験データNo.102 天秤の傾きによる測定値への影響(使用時の視点から)
https://www.validation-wa-nks.jp/2012/0202_110000.php
■ 故に、今回実験した電子天秤の水平の調整加減する場合は、気泡
全体が赤丸の中にあることを目視で確認できれば、正しく測定出来
ていると思っても大丈夫と言えます。
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お問い合わせ有り難うございました。
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>> 何時も、お届けするメルマガが読者の皆さん方の業務の中で、少しでも
お役にたてないかと考えてテーマを選んでいますが、
どうしても、
今回の様に、読者の方々との視点の違いが出てしまうことが多くあると
思います。
■ 是非、皆さんから色んなお問い合わせを頂いて、読者の皆さんの
視点に、少しでも近づいたメルマガを発行して行きたいと考えます。
☆ 今後とも、宜しくお願い致します。