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バリデーション関連メルマガ 第141号 [OQシリーズ]BOXの材質による酸素濃度の変化

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 [OQシリーズ]BOXの材質による酸素濃度の変化
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 前回までは、鉄板で仕切られたコンテナの内部空間にN2ガスを入れて
 どれぐらい酸素濃度が下がるかという実験を行ってきましたが、
 今回は、鉄板以外の材質で仕切られたBOXだったら、酸素濃度がどの様に
 変化するのか?大変気になり実験を試みました。 
【本 文】
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  酸素濃度は材質によつてどうなるのか?
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 >> この実験をするに当たって、BOX材質のN2ガスの浸透・透過のし易さ
   がキィーになると考えます。
    □ スポンジのような多孔体物質を通しての気体分子の流れ易いものは
      浸透しやすいと材質と言えると思います。
    □ また、透けて見える、通り抜けられるものは透過し易い材質と
      言えると思います。
   ■ つまり、浸透・透過し易い材質のBOXは、外側から空気が入って
     くるため、N2ガスで充満しにくい傾向になると想定できます。
     このことから、今回の実験では、外から空気が入り易いと思われる
     材質も使った実験をすることにしました。
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  やはり、思った通りの結果になりました。
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 >> BOXの材質が、「アクリル板」と「段ボール」の2種類の材質で
   できたBOXを使って実験しました。
   ▼ 測定方法とデータはこちらでご覧頂けます。
     https://www.validation-wa-nks.jp/2012/0308_110000.php
   ■ 思った様に、
     外から空気が入り易そうな段ボールのBOXは、アクリル・鉄板の
     BOXと比べて、N2ガスを入れても酸素濃度が下がらない特異な
     傾向を示しました。
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  想定できない酸素濃度の成り行き
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 >> BOX内の酸素濃度は、
   ① BOXの大きさ、材質の違いや
   ② 自然換気での外の風力やBOX内外の温度差の違い
   などの条件により、予測できない値を示す結果となりました。
   ■ 結局、作業現場の状況だけでは、その場所の酸素濃度を想定する
     ことはできないと言うことになります。
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  やはり、酸素濃度を絶えず確認することが大事です。
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 >> この様な作業では、当たり前のことですが、前回のメルマガでもお伝え
   したように、
   ■ 酸欠危険作業主任者のもと実際の作業場所の酸素濃度を絶えず
     確認することが重要なことと言えると思います。  
●当社では、フィールドでバリデーションの実務を行ってきたこの様な
   ノウハウで、どんな環境においても安全な作業の実現に努力を続けて
   います。