No.108 異物除去用磁石(マグネットバー)の特性
1. 測定の方法
1.1 測定対象の磁石(仕様)
・品名 : マグネットバー(Φ25mm×150mm)
・内蔵磁石 : Φ24mm×20mm 5個
・内蔵ヨーク : Φ24mm×2mm 4個 ・・・磁石と磁石の間に挟むもの
・ケース : ステンレス SUS304
■内部は以下のような構造となっています。
1.2 使用測定器
・ガウスメーター(テスラメーター)
メーカ :F.W.BELL
型式 :6010
・使用プローブ
トランスバース型(先端部が平らなタイプ)
1.3 測定方法
測定は以下の方法にて実施しました。
①ガウスメーター、記録計を接続し、電源を入れ、ウォーミングアップ・ゼロ点調整する。
②測定対象の磁石(マグネットバー)にプローブを接触させる。
③測定対象の磁石に沿って、プローブを走査(移動)させる。
④収集したデータから各ピークでの測定値を確認する。
【検査点】
磁石との距離 :0mm (接触)
作業場所の温度 : 20℃
1.4 測定の状況
2. 測定の結果
■測定結果
■測定結果のグラフ
※下記グラフ中の○+数値は、磁束密度のピークを示した位置を示しています。
マグネットバーでの位置をグラフの下に示します。
・横軸は記録計の時間を示します。走査は一定速度ではないので、ピーク間の距離にばらつきがあります。
□磁束密度のピーク位置
・ステンレスケース内は見えませんが、仕様通りの寸法の磁石、ヨークが内蔵されていることが結果からも分かります。
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メールマガジン 第144号 [OQシリーズ]マグネットバーの表面磁力の強さ br>