バリデーション関連メルマガ 第144号 ［ＯＱシリーズ］マグネットバーの表面磁力の強さ

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　［ＯＱシリーズ］マグネットバーの表面磁力の強さ
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　前回のメルマガでは、磁性異物除去装置の関連情報として、円柱型の磁石
　の磁力の強さをご紹介しましたが、
　実際の磁性異物除去装置には「マグネットバー」と呼ばれるバータイプの
　磁石が使用されていますので、今回は、そのマグネットバーの表面磁力の
　強さをご紹介します。
【本 文】
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　 マグネットバーの磁力はどれぐらいなのか？
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　>> 磁性異物除去装置のマグネットバーは、ステンレスケース内に複数の
　　　ネオジム磁石がＮ極／Ｓ極を反発するように内蔵されています。
　　■ そんな構造のマグネットバーは、どんな表面磁力の値を示すのか
　　　　調べてみることにしました。
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　 場所によって、磁力の強さにバラツキがありました。
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　>> 今回は、異物除去に一般的に使われる、下記の様な仕様のマグネットバー
　　　を使って実験をしました。
　　　　□ 太さ　　　：２５Φ　
　　　　□ 長さ　　　：１５０ｍｍ
　　　　□ 内蔵磁石　：Φ２４ｍｍ×２０ｍｍ　５個
　　　　□ 内蔵ヨーク：Φ２４ｍｍ×２ｍｍ　　４個
　　
　　▼ 実験に使ったマグネットバーの詳細仕様・磁力の測定方法や測定
　　　　データは、こちらでご覧頂けます。
　　　 https://www.validation-wa-nks.jp/2012/0329_110000.php
　　■ 思っていたように、
　　　　マグネットバーの表面磁力は、中に入っているそれぞれの内蔵磁石の
　　　　Ｎ・Ｓ極付近で強い磁力を示しました。
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　 威力あるマグネットバーとは！
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　>> この実験の結果から、威力あるマグネットバーの特長を考えてみました。
　　　□ 表面磁力が各ＮＳ極付近で強くなることから、
　　　　　⇒内蔵磁石の厚さが薄くて、磁石数が多いマグネットバーは、
　　　　　　一般的には威力が強いマグネットバーと言えると思います。
　　　■ また、微鉄粉や細かい異物は磁極にくっつくと言われていますので、
　　　　　上記のようなマグネットバーであれば、より多くの微鉄粉や細かい
　　　　　異物を効果的に捕獲できると考えます。
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　 次回は、マグネットバーの磁力測定に関する情報をお届けします。
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　>> マグネットバーの表面磁束密度の測定は、なかなか難しいと言われて
　　　いますので、
　　次回のメルマガでは、今回の実験で気がついた測定の注意点などを
　　ご紹介したいと思います。