No.109 磁力測定時の注意点
■今回は、マグネットバーに対するプローブの角度及び位置によりどのように
変化するか、測定しました。
1. 測定の方法
1.1 測定対象の磁石(仕様)
・品名 : マグネットバー(Φ25mm×150mm)
・内蔵磁石 : Φ24mm×20mm 5個
・内蔵ヨーク : Φ24mm×2mm 4個 ・・・磁石と磁石の間に挟むもの
・ケース材質: ステンレス SUS304
■内部は以下のような構造となっています。
1.2 使用測定器
・ガウスメーター(テスラメーター)
メーカ :F.W.BELL
型式 :6010
・使用プローブ
トランスバース型(先端部が平らなタイプ)
1.3 測定方法
測定は以下の方法にて実施しました。
①ガウスメーターの電源を入れ、ウォーミングアップ・ゼロ点調整する。
②測定対象の磁石(マグネットバー)にプローブを接触させる。
③磁束密度がピークを示す位置を基準にして、
-1 プローブの角度を、0度/45度/90度に傾けて、測定する。
-2 プローブの位置を、前後に2mmずつずらして測定する。
【検査点】
磁石との距離 :0mm (接触)
磁石との角度 :0/45/90度
ピーク位置からのズレ :-6~6mmまで、2mm毎に測定
作業場所の温度 : 20℃
1.4 測定の状況
■ガウスメーターとマグネットバーの設置状態
■プローブの角度及び前後の位置ズレによる変化の測定イメージ
2. 測定の結果
■測定結果 [プローブ角度の違いによる測定値]
■測定結果 [基準位置からのズレによる測定値]
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メールマガジン 第145号 [OQシリーズ]マグネットバーの表面磁力測定時の注意点 br>