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バリデーション関連メルマガ 第168号 試験室等で使われているポータブル温度計の正しい取り扱い方!(その2)

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  試験室等で使われているポータブル温度計の正しい取り扱い方!(その2)
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 今回は、前回と同じようなポータブル温度計ですが、測温部が熱電対タイプ
 になっている温度計の正しい取り扱い方についてご紹介します。
 
【本 文】
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  センサー部の先端を少し浸せば測れるはず?
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 >> 今回取り上げた熱電対タイプの温度計も、温度を感知する「センサー部」と
   感知した温度を表示する「本体部」で成り立っています。
   ご存知のように、この熱電対タイプの温度計は、点で測定できる構造のため
   センサー部の先端で温度を測ることができると考えられます。
   そのため、測温抵抗体タイプの温度計とは違って、センサー部の先端
   さえ浸せば、ほぼ正しい測定ができると想定しました。
  ■ 実際、”どのようなデータになるのか?”前回と同様の実験で調べて
    みました。   
  
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  チョット驚いた結果になりました。
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 >> この実験は、測温抵抗体タイプの温度計の実験と同様に、保温用PP
   ボールを恒温水槽の水面全体に浮かべて、槽内の温度を一定にして実験を
   行いました。
  
   ▼ 測定方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
     https://www.validation-wa-nks.jp/2012/0927_110000.php
  
  □ 実験を行った熱電対タイプは、センサー部の先端で測定しているため、
    センサー部が少しでも水に浸されれば測定できると考えていましたが
  ■ 結果は、測温抵抗体タイプの温度計より長く(多く)、センサー部を
    水に浸さなければならないという結果になりました。
  ※ 正直、予想外の実験結果に驚きました。
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  取扱いのポイントは”センサー部を5cm以上水に浸すこと”
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 >> 前回の測温抵抗体タイプのセンサーでは、数cm水に浸せば良かったものが
   熱電対センサーは5cm以上も浸さなければならないのは、
  □ 熱電対が、水についていないセンサー部の表面から逃げる熱の影響を
    敏感に受けていると考えられます。
  ■ 従って、正しい測定をするには、センサー部の表面から逃げる熱が、
    熱電対に影響しないぐらい(今回の実験では5cm以上)センサー部を
    浸す必要があるということになると思います。
  ※ 当然ですが、この温度計は”校正”がキチンと実施されていることも
    重要なことです。
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  学校でも使われているアルコール温度計も取り上げてみます。
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 >> 試験室や実験室で、昔から頻繁に使われているアルコール温度計を使って、
   同様の実験を行ってみます。
  (次次回のメルマガに間に合うようにの準備し実験してみます。)  
  ■ 当社は、
    フィールドでバリデーションの実務を行ってきた測定のノウハウで、
    どんな環境においても、お客様に満足して頂ける作業をお届けする
    努力を続けています。