No.131 棒状温度計の挿入長による表示温度の差(赤色液タイプ)
1. 測定の概要
ガラス製の棒状温度計の指示値が、恒温水槽内への挿入長の変化によりどのように変化するかを確認します。
1.1 測定対象
・型式 : H-6S (シンワ製)
・測定範囲 : -35~50℃
・精度 : ±1℃
・寸法は、φ6mm、長さ300mm
■今回測定したガラス製の棒状温度計→
1.2 測定の方法
①恒温水槽にPPボールを浮かべる。
(槽表面からの放熱を防止し、槽内温度を均一にする)
②恒温水槽の温度を30℃に設定して運転を開始する。
③恒温水槽の温度が安定したら、温度計を水槽内に目盛下端(-35℃)まで挿入し、
指示を読み取る。
④次に、温度計を水槽内に、赤色液が指示する目盛まで挿入し、指示を読み取る。
⑤恒温水槽の温度を50℃に設定し、同様に『目盛下端』と『指示目盛』まで挿入し、
指示を読み取る。
⑥砕氷と水で0℃にした保温瓶を用意し、同様に指示を読み取る。
【検査項目】
設定する温度 : 0℃ / 30℃ / 50℃
測定する挿入長 : 目盛下端(-35℃) / 赤色液が示す指示部
1.3 測定の状況
2. 測定の結果
□それぞれの基準値との誤差をグラフにすると以下のようになります。
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