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No.134 自記式温湿度計の設置姿勢による誤差

1. 測定の概要

自記式の温湿度計は平らな所に設置して使用するものですが、機器が傾いたときに

指示値にどのように影響するかを確認します。

HP13402.jpg
1.1 測定対象
  ・型式     : NSII-Q (シグマⅡ型温湿度記録計)
  ・メーカ    : 佐藤計量器
  ・測定範囲  : 温度:-15~40° / 湿度:0~100%RH
  ・精度     : 温度:±1℃ / 湿度:±3%RH
  ・測定方式  : 温度:バイメタル / 湿度:毛髪
  ■今回測定した温湿度計→
   (写真は(株)佐藤計量器製作所様のHPより引用)


1.2 測定の方法
 ①恒温槽に自記式温湿度計を設置する。
 ②恒温槽の温度を25℃に設定して運転を開始する。
 ③恒温槽の温度が安定したら、自記式温湿度計の温度及び湿度の指示値を読み取る。
 ④自記式温湿度計の傾きを変えて、同様に指示値を読み取る。
  
 【検査項目】
  設定する温度 : 25℃
  確認する角度 :18°/9°/0°(水平)/-9°/-18°
             ※傾きの方向は下図参照
1.3 傾きの方向
HP13411.jpg

2. 測定の結果

□水平状態から傾けたときの測定値は以下の通りになりました。
HP13451.jpg
□それぞれの基準値との誤差をグラフにすると以下のようになります。
HP13457.jpg


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