No.135 圧縮空気の品質測定用機器内の付着(油分量)
1. 測定の概要
圧縮空気の品質測定に使用する機器内に、結構汚れた(濃度が高い)圧縮空気を
通気した場合に、どれぐらいの汚れが残留するかを確認します。
1.1 測定対象
□圧縮空気の品質測定セット(油分量)
〔使用する検知管〕
・メーカ 光明理化学工業
・測定範囲 0.3~5mg/m3 (油分量)
・型式 602SP
1.2 測定の方法
<汚れた圧縮空気の油分量の測定>
①コンプレッサーに圧縮空気の品質測定セットを設置する。
②測定セットに検知管を取り付け、規定圧力・時間で通気を行う。
③規定時間が経過したら検知管を取り外し、数値を読み取る。
油分により検知管が黄色→淡い水色に変色するので、その境界を読み取ります。
(2.項写真A)
<直後に清浄なガスを通気した時の油分量の測定>
④次に、窒素ボンベに測定セットと検知管を取り付け、規定圧力・時間で通気を行う。
⑤規定時間が経過したら検知管を取り外し、数値を読み取る。(2.項写真B)
【検査項目】
測定する項目 : 油分量
1.3 測定のイメージ
2. 測定の結果
コンプレッサでの測定(写真A)後、窒素ガスのボンベに接続して測定した結果(写真B)は以下のようになりました。
※検知管の測定下限(0.3mg/m3)以下ですが、わずかに変色がみられ、
油分が検出されました。
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メールマガジン 第173号 圧縮空気の品質測定用機器の付着汚れの影響 br>