No.137 圧縮空気(油分量)の簡易測定キットの検証
1. 測定の概要
圧縮空気の品質測定項目の内、油分量は検知管メーカの機器を用いて使用していますが
新たに「簡易油分測定キット」を製作したため、通常の測定機器との測定性能を比較し、
現状確認のための油分測定を行う事に問題ないか確認します。
1.1 測定対象
検証の対象 :圧縮空気の簡易油分測定キット (汎用品の組み合わせ)
通常の測定機器 :圧縮空気の油分量測定セット (メーカ専用品)
□使用する検知管
・メーカ 光明理化学工業
・測定範囲 0.3~5mg/m3 (油分量)
・型式 602SP
□圧縮空気の「簡易油分測定キット」と「通常の測定機器」の外観
□「簡易油分測定キット」内部の接続図は以下のとおりです。
1.2 測定の方法
①コンプレッサーに圧縮空気の簡易油分測定キットと、通常の測定機器を設置する。
②各測定セットに検知管を取り付け、規定圧力・時間で通気を行う。
③規定時間が経過したら検知管を取り外し、数値を読み取る。
油分により検知管が黄色→淡い水色に変色するので、その境界を読み取ります。
【検査項目】
測定する項目 : 油分量
1.3 測定のイメージ
2. 測定の結果
「通常の測定機器」と「簡易測定キット」の測定結果は以下の通りとなりました。
各測定での検知管の状態は以下の通りです。
※測定値は検知管より読み取った値です。(写真では色の境界が少し見にくい箇所があります)
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メールマガジン 第174号 測定器内に窒素ガスを通過させたときの油分変化の検証! br>