No.139 油分簡易測定キット内にエアーを通過させたときの油分変化の検証
1. 測定の概要
圧縮空気の油分量を測定する簡易測定キットに、結構汚れた(濃度が高い)圧縮空気を
通気した後、エアーポンプでエアーを通気した場合に、付着油分がどのように変化
するか確認します。
1.1 測定対象
□圧縮空気の油分簡易測定キット
〔使用する検知管〕
・メーカ 光明理化学工業
・測定範囲 0.3~5mg/m3 (油分量)
・型式 602SP
□エアーポンプ(吐出流量 5l/min(無負荷時))
1.2 測定の方法
<汚れた圧縮空気の油分量の測定>
①コンプレッサーに圧縮空気の品質測定セットを設置する。
②測定セットに検知管を取り付け、規定圧力・時間で通気を行う。
③規定時間が経過したら検知管を取り外し、数値を読み取る。
油分により検知管が黄色→淡い水色に変色するので、その境界を読み取ります。
<エアーポンプでエアーを通気>
④次に、エアーポンプに油分量簡易測定キットを取り付け、一定時間(5~20分)
通気します。
<清浄なガスを通気した時の油分量の測定>
⑤次に、油分量簡易測定キットに検知管と窒素ボンベを接続し、規定圧力・時間で
通気を行う。
⑥規定時間が経過したら検知管を取り外し、数値を読み取る。
【検査項目】
測定する項目 : 油分量
清浄ガスを通気する時間 :0/5/10/15/20分
1.3 測定のイメージ
2. 測定の結果
コンプレッサでの測定(写真A)後、エアーポンプに接続して一定時間通気し、
その後測定した結果(写真B)は以下のようになりました。
※今回の測定では、20分間通気した後で、油分による変色が見られない(検出できていない)ことが分かりました。
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