バリデーション関連メルマガ 第177号 「油分簡易測定キット」内にエアーを通過させた時の油分変化の検証!
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「油分簡易測定キット」内にエアーを通過させた時の油分変化の検証!
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今回は、油分が残留した簡易測定キット内にエアーを一定時間通過させて、
キット内の油分量の変化のデータをご紹介します。
【本 文】
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キット内の残留油分はエアーでキレイになるのか?
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>> 残留油分を吹き飛ばすために使用するエアーは、市販されている
「観賞用飼育水槽専用エアーポンプ」(一般的に金魚ポンプと言われて
いるものです。)を使って発生させています。
このポンプは、一般的に広く売られているもので、無負荷で5L/分
吐出できるものです。
■ 今回は、このエアーをキット内に一定時間通過させて、キット内の
油分を吹き飛ばすことで、どれぐらいキレイにできるのか実験で
調べました。
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エアーを通すことが結構効果があることが分かりました。
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>> この実験は、エアーを一定時間(5~20分間)通過させて、残留する
油分の変化を調べました。
▼ 測定方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2012/1129_110000.php
■ 結果、エアーを「20分間通す」ことで、油分の残留が測定に
問題ないと思われるレベルになることが確認できました。
※ このように、金魚ポンプのエアーを使って、キット内の残留油分を
キレイにすることができたので、この仕組みを使って新しい業務を
開始しようと考えました。
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「簡易測定キット」を使った油分測定業務を開始します。
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>> この実験で「簡易測定キット」で測定したデータの有効性が確認できま
したので、このキットを使った圧縮空気の「現状確認のための油分測定」
業務を開始します。
この油分の確認は、薬・食品・化粧品・医療機器メーカーさんの製造
ラインで、製品に直接圧縮空気が触れる可能性がある場合は、その
ユースポイントで確認することをお勧めします。
▼ この業務をご希望の方は、こちらよりお問い合せください。
https://www.validation-wa-nks.jp/inquiry/gyomu.php
お問い合せ画面の『□ 圧縮空気中の油分量の簡易測定』に
チェックしてください。
※ 当社は、
フィールドでバリデーションの実務を行ってきたこの様なノウハウで、
どんな環境においても、お客様に満足して頂ける作業をお届けする
努力を続けています。
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次回は”水分量”に関わるデータをご紹介したいと思います。
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>> 数回のメルマガで、圧縮空気の品質を測定する機器内の油分・固体粒子
の残留についてご紹介しましたので、次回は「水分量」に関するデータ
をお届けしたいと思います。