バリデーション関連メルマガ 第180号 装置で温度計のセンサを取付けたまま校正する方法の検証(準備2)
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装置で温度計のセンサを取付けたまま校正する方法の検証(準備2)
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今回は、前回と同様、ご質問にお答えするためのもう一つの準備として
高精度の測定に使用される測温抵抗体タイプのセンサの性能を調べました。
【本 文】
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使用する測温抵抗体タイプの各温度センサの誤差・応答性測定を行いました
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>> 前回と同様のやり方で、2種類(フィルム・シースタイプ)の測温抵抗体
の温度センサの誤差と応答性を調べました。
▼ 測定方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
誤差 https://www.validation-wa-nks.jp/2012/1220_110000.php
応答性 https://www.validation-wa-nks.jp/2012/1220_111000.php
[誤差については]
このように、2つの温度センサの間には、熱電対タイプの温度
センサ同様、殆ど誤差が無いことが分かりました。
[応答性については]
□ 2本のシース測温抵抗体の応答時間はほぼ同じ(約4秒)
□ 2本のフィルム測温抵抗体の応答時間はほぼ同じ(約2秒)
となり、応答性についても、熱電対タイプのセンサと同じような
データになりました。
■ 次回は、これらの各温度センサを使って、装置で温度計のセンサ
を取付けたまま校正する方法を検証します。
※ 今回頂いたご質問には、年をまたいでしまいますが、来年早々の
メルマガで、ご質問にお答えするデータなどをご紹介する予定です。
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一年間、ご愛読有難うございました。
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>> 本年も、ご愛読頂いています皆様のお陰で、一年間メルマガをお送りする
ことが出来ました。
本当に有難うございました。
これからも、 皆様の現場で活える情報をお届けしたいという気持ちで、
現場でバリデーションを支援する当社ならではの視点でメルマガを
お届けしたいと思います。
■ お届けする情報は
□現場で動いている装置が持っている特質をデータから表現したり
□新しい規格を読み解いて、現場での作業の仕方を提案したり
□時には、失敗から学んだ恥をお知らせしたり・・・・
来年も、こんなテーマのメルマガを、皆さんの業務に少しは
お役に立てるのではと考え配信を続けていきます。
来年も、よろしくお願い致します。