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No.148 冷凍庫で温度計のセンサを取付けたまま校正する方法の検証(測温抵抗体センサ使用)

1. 測定の概要

装置で温度計を取付けたまま、基準となるセンサを近接させて校正する方法を検証します。
以前の記事では、温度が安定した恒温槽を対象設備として行いましたが、
このページでは、冷凍庫をタイプの異なる測温抵抗体センサを用いた場合について記載します。
1.1 確認対象
  タイプの異なる2種類のセンサを準備しました。
HP14310.jpg
 ●測定した冷凍庫
     メーカ  :シャープ
     型式   :SJ-23TE
1.2 測定の方法
 ①温度センサを記録計に接続する。
 ②冷凍庫内に温度センサ同士を近接させて設置する。
 ③測定温度が安定したら、温度の変化を測定する。
  
 【検査項目】
  データ収集間隔: 2秒
  ①シースタイプ測温抵抗体 × シースタイプ測温抵抗体
  ②フィルム測温抵抗体 × フィルム測温抵抗体
  ③シースタイプ測温抵抗体 × フィルム測温抵抗体
1.3 測定のイメージ
HP14730.jpg

2. 測定の結果

各組み合わせでの測定結果は以下のようになりました。
HP14850.jpg
測定結果をグラフにすると、それぞれ以下のようになります。

①シースタイプ測温抵抗体 × シースタイプ測温抵抗体
HP14860.jpg
②フィルム測温抵抗体 × フィルム測温抵抗体
HP14861.jpg
③シースタイプ測温抵抗体 × フィルム測温抵抗体
HP14862.jpg
今回の測定では、③の組み合わせで「1.6℃」という相当なズレが発生しました。
これは以前の実験データから考えると、センサの応答性の違いが要因と考えてよいと思います。
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