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バリデーション関連メルマガ 第184号 冷蔵庫で温度計のセンサを取付けたまま校正する方法の検証(測温抵抗体センサ)

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  冷凍庫で温度計のセンサを取付けたまま校正する方法の検証
  (測温抵抗体センサ使用)
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 今回は、温度センサを測温抵抗体タイプの温度センサに変えて、同じ場所
(近傍)を測定する校正方法の有効性を前回同様の実験で検証します。
 
【本 文】
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  今回も、前回同様、3通りの組み合わせで実験しました。
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 >> 実験結果の評価をし易くするために、温度センサ組み合わせは、前回
   と同じ、以下の3通りで実験をしました。
   ① 「シース測温抵抗体」 X「シース測温抵抗体」
   ② 「フィルム測温抵抗体」X「フィルム測温抵抗体」
   ③ 「シース測温抵抗体」 X「フィルム測温抵抗体」
   ※ 校正方法の有効性は前回と同じ条件で判断します。
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  そして、測定方法も前回同様の方法で実験しました。
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 >> 前回と同じ装置で、温度変化の状態も同じ冷凍庫の温度を測定しました。
   また、庫内の温度状態は、「-13~-22℃」の間を約30分間隔で
   繰りかえすものです。
  
   ▼ 測定方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
     https://www.validation-wa-nks.jp/2013/0131_110000.php  
  
   ■ 実験の結果から、各センサーの組み合わせで、有効性の判断をしました。
    ①の場合は、最大の温度差が0.4℃で有効性は無いと判断します。
    ②の場合は、最大の温度差が0.6℃で有効性は無いと判断します。
    ③の場合は、最大の温度差が1.7℃で有効性は無いと判断します。
   ※ このように、測温抵抗体センサでは、総ての組み合わせで有効性が
     認められませんでした。
  因みに、有効性の判断方法は、
   同じ時刻(タイミング)で双方の温度の差が無い状態「温度差が
   ±0.2℃以内」が続けば、「温度計のセンサを取付けたまま校正
   する方法」は有効性があると判断するものです。
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  今までの実験から、有効性が成立する条件を考えると!
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 >> このように(約30分で、-13~-22℃の間)温度が変化する装置を
   装置に付いているセンサと同じ場所(近傍)を測って、装置の温度計を
   校正することは、結構難しいと考えます。
   ■ そこで、今までの実験で、同じ場所(近傍)を測定する校正方法の
    有効性が成立する条件を考えると以下のようになります。
    □ 測定場所の温度が安定していること→例えば、±0.2℃ぐらいで
      変動しない
    □ また、双方(装置についているセンサ/校正に使用するセンサ)
      のセンサの応答性が極めて早く、同じ応答性のものを使う。
   ※ このような条件が成立すれば、同じ場所(近傍)をはかる校正方法
     で、装置に付いている温度計を校正できると思います。
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  今度は、温度の変動がもっと緩やかな状態で実験します。
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 >> 温度の変動が激しいものは、なんとなく難しいと思いますが、もっと温度
   の変動が緩やかな場合はどんな風になるか気になってきましたので、
   次には、変動が緩やかな室内の温度で実験してみます。
  ※ 当社は、
    フィールドでバリデーションの実務を行ってきたこの様な測定の
    ノウハウで、どんな環境においても、お客様に満足して頂ける作業を
    お届けする努力を続けています。