HP156 電気ホットプレートの表面温度分布測定の実際
概要
□ 当社は、さまざまな設備の検証の一環として、温度を連続的に・複数の点で
測定する作業を実施しています。
今回は、ホットプレートの表面温度を測定するための、当社なりの工夫と
データについてお伝えします。
1. 確認対象
□使用した温度センサ
熱電対(Type T、先端露出タイプ) × 5本
□実験に使用したホットプレート
HHP-401(井内盛栄堂製)
ホットプレートのサイズ:W250×D150(mm)
温度設定範囲 :40~400℃ (今回は200℃で実験しました)
温度調節精度 :±0.3%f.s.+1digit
2. 測定の方法
①温度センサの先端にシリコングリスを塗布し、耐熱テープ(ガラス繊維系)で固定
②ホットプレートを200℃に設定して運転
③温度が安定したら、数値を読み取る (結果表の1行目)
④センサの上に、カバーを載せる
⇒温度が安定したら数値を読み取り(結果表の2行目)
⑤センサの上に、おもりとして手元にあった、硬さ基準片を載せる
⇒温度が安定したら数値を読み取り(結果表の3行目)
3. 測定のイメージ
測定の状況は以下の通りです。
4.測定の結果
各パタンで測定した結果は以下のようになりました。
上表をグラフにすると、以下のようになります。
・結果から、ホットプレートに周囲温度・気流の影響を除くためのカバーや、
熱接触を良くするためのおもりの処置をしていくことにより、
①各点での温度のばらつき、
②設定温度との差、
が少なくなることがわかります。
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