バリデーション関連メルマガ 第199号 (製造中止のため)代替えの温湿度データロガーのクロックの正しさを確認しました
——————————————————————
(製造中止のため)代替えの温湿度データロガーのクロックの正しさを
確認しました。
——————————————————————
今回は、前回のメルマガでご紹介しましたデータロガーが製造中止という
ことが分かりましたので、急遽、代替え品となるデータロガーで前回と
同様の実験を行うことにしました。
【本 文】
——————————————————————
2つのデータロガーのクロック精度の違い?
——————————————————————
>> 新旧のデータロガーの各々のクロックの精度を調べると
製造中止品は「±1sec/日」ですが、代替え品は「非公表」になって
いました。
→ 何故、クロックの精度が非公表になっているのか??
代替え品は、製造中止品のデータロガーより、相当精度が悪いために
公表されていないのかなーなど・・・。現場での使用に耐えるのか不安
を持ちながら実験に臨みました。
——————————————————————
クロックの精度は、上限ギリギリになっていました。
——————————————————————
>> クロックの測り方は、前回同様、ストップウォッチ校正器を使って
実験しました。
▼ この実験方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2013/0523_110000.php
□ 今回の条件において
代替え品の温湿度計は「+1sec/日」と上限ギリギリの精度
になりました。
※ このギリギリの精度のデータロガーで、実際の現場で使えるのかが
心配になり、「クロックを使っている他の機器」と同じ様な精度の
レベルなのか調べてみました。
——————————————————————
この代替え品のデータロガーは現場で使用可能なのか?
——————————————————————
>> 現場使用の可否を判断するため、2種類のストップウォッチの
クロックも同様の方法で測定し、クロックの精度を比較しました。
▼ この実験方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2013/0523_110010.php
□ これらのデータから、
代替えのデータロガーのクロックの精度は、「他のクロックを
使っている機器」と同じ様な値で、使用上、問題無いと判断できると
思います。
——————————————————————
代替え品のデータロガーでも測定に問題ないことが分かりました。
——————————————————————
>> これらの実験データから、代替え品のデータロガーでも、医薬品・
食品などの保管庫や倉庫の温湿度分布測定に使用出来ることが
分かり、一安心しました。
※当社は、
この様な実験の方法や測定データ等のノウハウで、どんな環境に
おいても、お客様に満足して頂ける作業をお届けする努力を
続けています。