バリデーション関連メルマガ 第201号 ハンディタイプのシュリンク包装機の(熱)風の吹き出し方を調べてみました
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ハンディタイプのシュリンク包装機の(熱)風の吹き出し方を調べました。
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今回は、お問い合わせが多い包装機の中から、ハンディタイプのシュリンク
包装機の(熱)風の吹き出し方をご紹介します。
【本 文】
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シュリンク包装機とは?
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>> ご存じのように、シュリンク(Shrink)とは「収縮」という意味で、
対象物を専用フィルムで覆い、加熱収縮させて、その形状に密着させる
包装のことです。
□ 今回は、このようなハンディタイプのシュリンク包装機の風の
吹き出し方を(入手し易い)ヘヤードライヤーを使って調べました。
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吹き出し口の形状の違いによる風の吹き出し方を調べました。
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>> 実験の測定条件として
□ 吹き出し口は、「丸い吹き出し口」と「だ円の吹き出し口
(だ円のノズルを装着)」の2つの形状で実験しました。、
□ 測定箇所は、吹き出し口の上中下の位置で、吹き出し口からの
距離を10cm刻みで風速を測定しまた。
▼ これらの実験方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2013/0606_110000.php
■ 実験結果から分かったことは
・「丸い吹き出し口」からの風の吹き出し方は、どの位置にでも、
上中下のバラツキが大きいが
・「だ円の吹き出し口」では、ほとんどバラツキが無いことが
分かりました。
※ このように、風速のバラツキが小さいということは、対象物を
上手に収縮させるシュリンク包装機の重要な特長になると
考えられます。
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「だ円の吹き出し口」の効果には驚きました。
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>>「バラツキの無い安定した風を供給する」というシュリンク包装機の
機能を満足させるための工夫が、吹き出し口の形状で実現されて
いることが分かりました。
即ち、「だ円の吹き出し口」を使うことが、シュリンク包装の品質の
アップにつながると考えられます。
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吹き出し温度も測定してみます。
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>> 次回は、シュリンク包装機のもう一つの機能の熱風の温度を同様の
やり方で確認します。
※当社は、
この様な実験の方法や測定データ等のノウハウで、どんな環境に
おいても、お客様に満足して頂ける作業をお届けする努力を
続けています。