バリデーション関連メルマガ 第203号 開栓トルク計は操作の仕方で測定値に影響があるのか
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開栓トルク計は操作の仕方で測定値に影響があるのか?
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読者の方から、開栓トルク計の使い方についてのお問い合わせをいただく
ことができました。有り難うございます。
今回は、そのお問い合わせの内容に関する実験データをご紹介させて
頂きます。
【本 文】
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開栓トルク計とは
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>> ご存知のように、医薬品、化粧品や飲料など各種容器のスクリュー
キャップ等の開栓、閉栓時のトルク(ねじりの力)を測定するもので、
実際にスクリューキャップを回して、その時のトルクを測定します。
→ 今回のお問い合わせの内容は、キャップを回すときのスピードで、
「ゆっくり」回したときと「サッ」と回したときに測定値に影響がある
のかというものです。
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操作の仕方でトルクの測定値に差がでるのか??
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>> 4通りの力(2、3、4、5N・m)で締めたスクリューキャップ
を「ゆっくり」操作したときと「サッ」と操作したときの開栓する
トルクを測りました。
▼ この実験の方法とデータをこちらでご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2013/0620_110000.php
□ 実験結果は、4通りの力で締められたスクリューキャップ総てにおいて、
「サッ」と回した方が開栓するトルクが大きくなることが分かりました。
※ いろいろ調べた結果、どうも、この理由は、「サッ」と回したときの
慣性力による「+α」の値が、測定値にプラスされてしまうようです。
よって、「開栓トルク計」を使うときには、「ゆっくり」操作する
必要があると考えられます。
但し、ご使用の開栓トルク計の仕様、性能や測定方法(状況)によっては、
実験の結果と違うデータになることもあると思いますので、
ご注意ください。
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そこで、「ゆっくり」のスピードをもう少し具体的に考えてみました。
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>> 「ゆっくり」と回すときの開栓のスピードはどれぐらいが良いかを
今回の実験から考えると
□ 開栓トルク計の指示値が「少しずつ増加(微増)していく」状態が
「ゆっくり」というスピードにあっていると思います。
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お問い合わせ有り難うございました。
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>> 何時も、お届けするメルマガが読者の皆さん方の業務の中で、少しでも
お役にたてないかと考えてテーマを選んでいますが、
まだまだ、読者の方々とフィットするテーマを選び出すこと出来ていません。
■ 是非、皆さんから色んなお問い合わせを頂いて、読者の皆さんの
テーマに、少しでも近づいたメルマガを発行して行きたいと考えます。
☆ 今後とも、宜しくお願い致します。