HP173 センサの違いによる微量液体中の温度測定結果の差(フタ有)
概要
前回は、微量液体中の温度を種類の異なる温度センサで測定し、結果を確認しました。
液体上面からの放熱の影響が大きそうであったので、今回はフタを取付けて測定してみます。
1. 確認対象
□対象とした温度センサ (種別と仕様) ・・・前回の実験と同じ
①測温抵抗体 0.5Φ
②測温抵抗体 3.2Φ
③T熱電対 先端露出
■微量液体
0.2ml
・・・検査・研究等で使用される96個のくぼみ(ウェル)があるマイクロプレート
2. 測定の方法
①恒温槽(液槽)を30℃に設定し、昇温する。
②マイクロプレートを液槽に設置する。プレートのウェル(くぼみ)に水を入れる。
③マイクロプレートの上にフタをするように板(プラダン)を取付ける。
④対象の温度センサをウェルに挿入する。
⑤標準温度計を、対象の温度センサ先端に近接させて設置する。
標準温度計のセンサは出来るだけ恒温槽に浸るよう、斜めに挿入する。
⑥測定値が安定したら、測定値を読み取る。
⑦温度を変えて同様に測定を行う。
□測定した内容
恒温槽(液槽)設定温度 : 30/50/70/90℃
□測定のイメージ
3.測定の結果
測定した結果は以下のようになりました。
上表をグラフにすると、以下のようになります。
▼このページの「メルマガ記事」はこちら
メールマガジン 第217号 微量液体中の温度測定方法の検証(2) br>