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バリデーション関連メルマガ 第218号 再び、現場で起こった疑問を(一緒に)考えてみます。

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  再び、現場で起こった疑問を(一緒に)考えてみます。
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 前回は、マイクロプレートの上面に、放熱を防ぐ断熱材「プラダン」を被
 せることで、恒温水槽の温度が高くなった時の誤差が小さくなることを
 ご紹介しました。
 今回は、読者から頂いた現場で起こった疑問「バリデーションの検証段階の
 DQは必ず実施しなければならないのですか」について考えてみます。
【本 文】
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  そもそも、「DQ」とは?
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 >> バリデーションの「DQ」は、Design Qualificationの頭文字で、
   国内規格では「設計時適格性評価」と呼ばれており、主に薬を製造する
   設備や装置を作るための『設計』がキチンとされていることを確認し
   評価するものです。
   因みに、規格(改訂 バリデーション基準)には
       設備、システム又は装置が、目的とする用途に適していることを
       確認し、文書化することと定義されています。 
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  「DQ」として、何を実施しなければならないのか?
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 >> 設備や装置の使用者は「要求仕様書:URS」に、その設備や装置を
   このように使いたいということ記します。
  → そして、この「DQ」では、URSに書いてある使用者の要求が、
    キチンと実現できるように、設計されていることを確認します。 
  □ 具体的には、
    机上の左に「URS」を置いて、右に詳細設計仕様書等を置いて
  → 左の要求のひとつひとつが、右の仕様書の中に、実現出来るように
    設計されているか評価していきます。
   ※ バリデーションの検証段階で、唯一、この「DQ」だけが、机上で
     書面で行うものです。
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  必ず、実施した方が良いと考えます。
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 >> もし、このような「DQ」を実施しないと
   使用者として”設備を作ってみたけれど、一定の品質にならない
   よねー”みたいなことが起こってしまうことになります。
   □ もし、その不具合に気づかなければ、最悪、製品の品質トラブルを
     引き起こすことになってしまうかもしれません。
   ■ 従って、このことを回避するには、「DQ」を実施し、キチンと
     設計されていることを検証することが良いと考えます。
   ※ 故に、バリデーション基準が8月30日に改訂が行われ、より
     重要視されてきました。
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  次回は、露点温度測定の実験データをご紹介します。
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 >> 最近、お問い合わせが多い「圧縮空気の品質測定」の重要なひとつの
   測定になる「露点温度測定」についてお届けします。
  ※ 当社は、フィールドでバリデーションを実施する立場から、作業の
    本質や規格の要求内容や定義を具現化(具体化)して、お客様に
    満足して頂ける作業をお届けする努力を続けています。