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バリデーション関連メルマガ 第222号 アルミブロック恒温糟の品温分布(四隅の温度を調べました。)

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  アルミブロック恒温糟の品温分布(四隅の温度を調べました。)
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 前回は、お問い合わせの多い圧縮ガスの品質測定で、露点計を使った
 水分の測定方法の検証結果をお届けしました。
 今回は、バイオ関連の業界からお問い合わせをいただく、アルミブロック
 恒温槽の品温分布を測定しましたのでご紹介します。
【本 文】
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  アルミブロック恒温糟の隅っこはどうなっているのか?
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 >> この恒温槽は、被加熱物(試験管やチューブに入った液体等)を
   決められた温度で加熱/冷却する装置で、細長い試験管等が入れ易く
   且つ、熱の伝わり易いアルミで作られたブロックに挿入して使います。
  □ アルミブロックの種類は、12、20、48穴等があるため、
    カタログには中央の穴の温度が記載されることが多いと思います。
  ※ しかし、実際の現場では、アルミブロックの穴総てを使うことも
    あるので、ブロックの隅ではどんな品温になるのか気になり、
    中央+四隅の温度分布を測定することにしました。
  (但し、ここでは、被加熱物の温度を品温と呼びます)
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  中央と四隅には温度差がある!
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 >> この実験は、20穴のブロックの「中央」と「四隅」に、水を入れた
   1.5mlのキャップ付きチューブを設置し、各チューブ内の温度を
   測定しました。
   設定温度は、「37℃」「50℃」「60℃」の3点で実験しました。
   ▼ 実験の方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
     https://www.validation-wa-nks.jp/2013/1121_110000.php 
  □ 中央と四隅との差は、最大で
   「37℃」→ 「-0.3℃」
   「50℃」→ 「-0.4℃」
   「60℃」→ 「-0.5℃」
   となり、四隅の温度は、中央の温度と差があることが分かりました。
   ※ 但し、上記の実験は、あくまで一例で、種々の条件により測定値は
     異なります。
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  温度設定値との差にも注意が必要!
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 >> 今回、実験したアルミブロック恒温糟では、温度設定値と実際の
   中央・四隅の温度差は
   □「37℃」→ 中央「-0.5℃」/ 四隅「-0.8℃」 
   □「50℃」→ 中央「-0.3℃」/ 四隅「-0.7℃」 
   □「60℃」→ 中央「-0.4℃」/ 四隅「-0.9℃」 
   となり、温度設定しているにも関わらず、四隅では温度設定値より
   約1℃も低くなることが分かりました。
  ■ 皆さんの使用条件や温度調整にもよりますが、注意が必要と
    考えられます。
  ※ 皆さんが使用されるアルミブロック恒温槽も、どれぐらいの
    差があるのか測定し、使用上の問題の有無を確認することも
    重要なことと思います。 
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  次回は、アルミブロック部の温度分布を測定してみます。
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 >> 品温を測定した今回の実験結果を見ていて、アルミブロック部の温度
   分布にはどのような差が出るのか気になってきました。
   ※当社は、
     この様な実験の方法や測定データ等のノウハウで、どんな環境に
     おいても、お客様に満足して頂ける作業をお届けする努力を
     続けています。